第3章 消えない約束

オーバーベルの独白

 私の天命は1度尽きている。

 それを知るのは、魔女と私だけだ。


 私という器に注がれた魂に導かれ、私は歪み始めた運命に従う。


 魂に強く刻んだ約束を秘めて。


 どんなに離れても、世界がずれてしまっても、私は貴方を必ず守る。




 だって、私は私にそう誓ったから。

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