前のエピソード――中部

神奈川県

2人は電車に乗っていると箱根湯本駅が見えて綾実は拓郎に降りようと伝えた。2人は駅を降り旅館へ向かった。午後4時、2人はいつもより早く宿で休むことにした。旅館に着くと綾実はいちごファクトリーで買ったいちごバームクーヘンを2人で食べた。

綾実は晩御飯まで温泉に入ってくるね。拓郎はじゃあ俺も入ってくるね。2人は温泉に行き、1時間後拓郎は先に上がり部屋で待っていた。3時間経っても綾実が上がってこないことに心配した拓郎はフロントで隣にいた女性を見に来てほしいとお願いをした。

フロントの受付嬢が先程部屋に運んだ方かな？

拓郎は受付嬢と共に部屋に戻ると逆上（のぼ）せた綾実が部屋で横になっており拓郎はすみませんでしたと頭を下げた。

しばらくして綾実は目を覚まし、拓郎は逆上せてたみたいだよと伝えるとあ〜、やっぱりせっかくだから色んなお湯巡ってたら気がついたら意識失ってて……。

拓郎はムリするなよと言ってお水を渡した。水を一口飲んで落ち着いた綾実は拓郎にゴメンねと俯いていた。

午後7時、2人のもとに食事が運ばれてきてご飯を食べながら話していた。すると綾実は拓郎に私と一緒にいて楽しい？

拓郎は思わずえ、どうして？

だって砂浜で走って転ぶし、拓郎にムリやりジェットコースター乗せたり、さっきも温泉入って逆上せてたりしてどうなのかなって思って……。

拓郎は砂浜で走って転ぶのはもう鉄板だと思ってるしその姿がカワイイと思ってるよ。まず砂浜で転ぶのも温泉で逆上せるのもホントに大事だと思わなかったら知らんぷりしてるよ。

綾実は拓郎ありがとうと伝え頬にキスをした。明日神奈川を巡ろうねと午後9時と早めに2人は寝た。

綾実は午前5時半、拓郎は午前6時に起床し23日目の朝を迎えた。綾実は拓郎にどこか行きたい所ない？

拓郎はそうだな……。小学校の時に教科書に載っていた鎌倉の大仏見に行ってみたいな。

綾実はじゃあまず大仏見に行こうかと話し合っていると朝御飯を午前8時に食べ終わった後チェックアウトし、箱根湯本駅に行き急いで電車に乗り込んだ。電車で約2時間、長谷駅に着き大仏を見に行った。午前10時半大仏を見た後、綾実は遠くに江ノ島が見えたので次に江ノ島に行くことを決めた。

長谷駅に戻り江ノ島に向かって電車に乗った。約1時間江ノ島駅に着き、時刻は正午になろうとしていた。近くのカフェで軽く食べて次の目的地の話をしていた。

綾実は拓郎にちょっと待っててと席を離れ、カフェにいる人聞き込みをしに行った。10分後、拓郎のもとに戻り1番多かった意見は横浜中華街だよ。綾実はとりあえず横浜に行こうと拓郎の手を取った。

午後1時半の電車で江ノ島駅から藤沢で乗り換え、約50分で横浜駅に到着した。午後2時、2人は横浜中華街へ向かって電車に揺られ20分、横浜中華街に着いた。

時刻は午後2時半、拓郎は綾実に今からガッツリ食べる？それとも食べ歩きする？

綾実はもうすぐ3時だし食べ歩きしよう。2人は中華街で食べ歩きをすることにした。女子力高い綾実はハリネズミ饅頭を見てカワイイと1つ買い、写真を撮り食べた。続いてカラフルなパンダ饅頭を見つけ、綾実は目を輝かせてカワイイどれにしようと悩んでいた。

拓郎は綾実にそんな悩むんだったら全部食べなよ。綾実はホントに全種類注文した。拓郎も1つ頼み、綾実が全部食べれないから何個か食べるかなと思っていたら綾実は全部食べきった。

綾実は隣にお店が気になり入っていった。拓郎も続いてお店に入ると綾実はなぜか泣いていた。拓郎は綾実にどうしたの？誰かに何かされたの？

綾実はパンダのかぶり帽子をしてだってパンダグッズがカワいくて……。拓郎は綾実にそういうことか、ビックリした。思う存分グッズを見るように伝えた。

拓郎は待つこと1時間、綾実は出てきて拓郎の頭に被り物をし、拓郎似合ってるカワイイねっ。拓郎は思わずもういいかなと外そうとしていた。

綾実はせっかくならとパンダの被り物をして2ショットを撮った。拓郎は被り物を外し、綾実はずっと被り物をしていた。時刻は午後4時、綾実は行きは中華街来たけど帰りは歩いて横浜駅まで歩いて戻ろうと伝えた。

拓郎はいいよ、途中で空いてたらどこか寄ればいいもんねと話していた。山下公園を横目に赤レンガ倉庫を歩いているとインスタ映えと思われる壁に羽根が描かれていた。すかさず綾実は羽根に向かって走り拓郎に早く撮ってと催促した。

拓郎は何枚か写真を撮り綾実に見せるともっと可愛く撮ってと再度撮るように言われた。そして10数枚撮り次は2ショットを撮ろうよと綾実は写真を撮りに来ていた女子高生にスマホを渡し、撮ってもらった。

再び横浜駅に向かって歩くと観覧車を見つけ、日没時間も近く観覧車で2人は横浜港に沈む夕陽を見て拓郎は綾実にキスをした。

観覧車1周し、歩いてはどこかを寄ってを繰り返し横浜駅に着いたのは1時間後の午後7時で横浜でビジネスホテルで泊まることを決めた。ホテルに荷物を預け、2人は晩御飯を食べに拓郎はホワイトボードで横浜グルメを探した。

するとシューマイ、家系ラーメン、軍艦カレー等色々と候補が挙がり横浜と言えばシューマイと念押しされたので2人はシューマイを食べに行くことにした。

横浜駅に向かって歩いていると色んな人に声をかけられて写真を撮ってほしいとお願いされた。綾実は快く写真撮影を受け入れた。そして駅に着きシューマイを食べて帰りもまた色んな人声をかけられて写真撮影をしてホテルに戻った。

綾実は拓郎になんか今日はいつもより写真撮ってって言う人多かったね、男の人もいたけど殆どは女の子だったけどなんでだろうね？

拓郎は綾実に鏡見てみなと綾実は中華街で買ったパンダが付いた鏡で自分の姿を見た。すると綾実は頭にパンダの被り物をしたまま歩いていたことをホテルに戻り気がついた。すると綾実は拓郎にまさか知ってて黙ってたなんてヒドイ……。

拓郎は錦上添花（きんじょうてんか）って言葉があるでしょ？これは美しいものにさらに美しいものを加えるってことだよ。今の綾実はまさにその状態だよ。

綾実は褒め上手だね、私がカワイイのか、帽子がカワイくて近寄ってくれたのか分からないけど寄ってきてくれたのはホントに嬉しいな。

午後9時、綾実は先に寝るねと告げて先に寝た。30分後、綾実は完全に寝ていて拓郎は寝顔姿を撮って拓郎も午後10時に寝床についた。

綾実は午前5時半に起床した。拓郎の寝顔を撮り、指を加えるポーズなど色々な形をさせて写真を撮影していると拓郎は綾実に何してるのと言った。

綾実は昨日私の寝顔撮ってたでしょ。だから朝早く起きてやり返しようかなって思ってさ。

拓郎は綾実にその発想がカワイイな。とりあえず朝御飯食べに行こうかと24日目の朝を迎え、ホテルを午前7時にチェックアウトをした。

横浜駅に行き、電車で1番早い電車に乗り川崎を越えて多摩川を渡り2人は東京都に突入した。

東京都

午前8時前、2人は渋谷駅で1度降りた。若者の街渋谷を歩きここがスクランブル交差点か、ここがセンター街かと思いつつ朝御飯の聞き込みをしていた。綾実はこの時間だと築地の場外市場なら空いてるお店はあるかもと朝御飯を求めて築地に向かった。地下鉄を乗り継いで約30分、築地駅に着くとすぐ場外市場で朝から活気がよく2人はどのお店に入ろうかと悩んでいた。

拓郎はリーズナブルな海鮮丼のお店を見つけ朝はここでご飯を食べることにした。待っている間に2人はこの後どこに行く？東京って観光地多すぎてどこに行ったら分からないよね？

すると高校生のカップルが2人に話しかけてきてスカイツリーで2ショットを撮るのオススメしますよと彼女が綾実に言うとありがとう、後で行ってみるね。彼女はお姉さんカワイイので後で写真撮ってもらえますか？

綾実は高校生と2ショットを撮り高校生カップルは先にお店を出た。

その後2人もお店を出て綾実は拓郎と東京スカイツリーに向かって電車に乗った。午前9時、地下鉄を乗り継いで約20分最寄り駅の押上駅で降りてスカイツリーに向かった。2人が着く頃には何組も並んでおり2人も列に並んだ。

30分後、チケットを買いスカイツリーに登り350メートルからの景色を眺め追加料金を払えばその上の特別展望台に行けるとあり綾実は上まで行こうよ。拓郎はは特別料金を払い、その上の特別展望台450メートルから下を眺めると拓郎は奥に見える富士山をバックに2ショットを撮った。

綾実は拓郎にあれはなんだろうと指を差した。するとスタッフの人があれは浅草寺ですよ、ここから歩いて15分程で着きますよと教えてもらった。

スカイツリーを後にした2人は次に浅草寺へ向かった。隅田川を渡り、浅草寺に着いた。

2人はお参りをして綾実は人形焼を買い、次は上野に行きたいと綾実は提案した。拓郎は綾実に目的はパンダ？綾実はそうだよ。西のアドベンチャーワールド、東の上野でしょ。パンダ見に行こうよ。

午前10時、2人は浅草寺駅から地下鉄で上野公園のある上野駅に向かった。地下鉄で20分弱で上野駅に着いて上野公園へと歩いた。拓郎は綾実が燥ぐことを予想しいつもよりしっかり手を握りはゆっくり歩いた。

上野公園に行くと綾実はパンダを見てカワイイ、他にもレッサーパンダカワイイあの子もこの子もカワイイと終始動物を見てカワイイと言っている綾実を見て拓郎はホントに動物が好きなんだと改めて感じた。

綾実はグッズを幾つも見て周ると時刻は正午になりお昼は上野動物園で食べることにした。上野動物園の代名詞はパンダということもありパンダをかたどった弁当等があり、パンダ弁当と飲み物2つを頼みベンチで食べていた。お昼を食べた後、綾実は次の目的地を探すために聞き込みをした。

すると家族連れから近くにアメ横は近くてオススメですよ。2人はアメ横に向かうことを決めた。歩いて15分アメ横に着き、拓郎は宝くじ売り場を見つけてたまたま売っていたジャンボ宝くじを買い2人でアメ横を散策していた。綾実は拓郎に色々なお店があるねと話しているとテレビ局の人が声をかけてきた。

テレビ局ですが番組の企画で密着取材をしてまして取材をしてもよろしいですか？

綾実は拓郎に取材を受けるかどうか相談をしていた。

すると拓郎は僕たちは電車で日本縦断の旅をしていて基本的に電車で移動します。例外的に新幹線や飛行機、船に乗ることはあります。何日かかるか分かりませんがそれでもよければと拓郎はアナウンサーに伝えた。

アナウンサーはテレビ局に電話して確認をすると許可が出て2人に密着取材お願いしますと頭を下げた。

拓郎は条件として旅館やビジネスホテルに泊まっている時は部屋を別にして取材をしないことをお願いをした。宿を出る時はこちらからお伝えします。

こうして拓郎と綾実は密着取材を受け入れた。午後2時頃、次の目的地を探すためにホワイトボードで観光地を書いた。

すると高校生の男の子が東京ドームシティにある宇宙ミュージアム、これは是非行ってみて欲しいと拓郎に訴えていた。それならばと綾実とテレビ局の人達に行先を伝えて地下鉄に乗って東京ドームシティに向かった。上野を14時過ぎの電車に乗り、途中秋葉原で乗り換えて10分、最寄り駅の水道橋駅に到着した。

そこから歩いて数分、東京ドームシティの中にある宇宙ミュージアムに入場した。

一同はトンネルを潜り中に入っていくとそこはSFに出てくるような景色だった。そこでシアターを皆で見て展示物等を見てグッズを見て拓郎はキーホルダーを買って外に出た。

拓郎は野球にすごく詳しい訳ではないが野球が好きでせっかくならとドームの外周を散策することにした。

散策していると拓郎は立ち止まり、野球体育博物館という建物を見つけて綾実に入ってもいいかとお願いした。綾実はいいよ、入ろうと野球体育博物館に行くことになった。

拓郎はまるで子供のように眺めていて往年の名選手の盾やグッズに興奮していた。思わず女性アナウンサーは綾実に一言、拓郎君カワイイですね。綾実はそうなんですよ、すごい無邪気でこの旅で1番笑顔じゃないかな。

拓郎は展示品を全部撮るかの勢いでスマホで撮影して進むとプロ野球の投手と対戦出来るバーチャル体験があり、拓郎はバーチャルだがプロの投手に完膚なきまでに抑えられた。拓郎は綾実もやってみなよ？

綾実も言われるがままバットを持ち拓郎のように構えてスイングをするとホームランと表示されて実際の試合のようにハイタッチをしてハグをした。

すると閉園時間を迫っており外に出た。午後5時発の電車で一同は隣の千葉県に向かうことにした。

千葉県

電車で江戸川を渡り千葉県浦安駅で降りた。江戸川を渡ってすぐということもあり電車で30分、晩御飯にはまだ早いと思い1度荷物をビジネスホテルに預けて綾実はカフェに行こうと向かった。

拓郎、綾実、女性アナウンサー、カメラマン等10人は机を繋げて話していた。カメラマンは眉目秀麗（びもくしゅうれい）の男の子と容姿端麗の女の子の素晴らしい画が取れました。女性アナウンサーは取材を受けてもらいありがとうございます。

それぞれ珈琲を飲みながら女性アナウンサーは綾実にこの旅で思い出の物とかありますか？

すると綾実はカバンを開けて長野県で作った万華鏡と山梨県で作ったオルゴールを取り出した。アナウンサーは思わずカワイイ〜、私も休みの日に行って作ろうかなと話していた。

一同はカフェを出て歩くと綾実は千葉牛焼肉の看板を見つけ晩御飯は焼肉で食べることにした。食べ放題コースを頼み待っている間、アナウンサーは拓郎に今回の旅に経緯を聞いた。

拓郎は大学の春休みでずっと家にいてもと思って時間があるなら電車で日本1周したいなって思って。例外として沖縄は飛行機で行きましたが本州に入ってからは特急に乗りつつも電車で移動しています。

これまで旅をしてよかったなって思うことは？

広島で夜にお好み焼き屋に入ると満席で後に綾実が来て席が僕のところしか空いてなくて相席することになりました。彼女がお酒飲んで話を聞いていたら酔いつぶれてそのままにする訳にもいかずビジネスホテルに連れて行き、寝てる姿を見てすごい色気があって理性を抑えるために背を向けて寝ました。

綾実はあの時はホントに助かったよ、私は泥酔してたから分からないけどよく下心出さずにいてくれてすごいなって思うな。

拓郎はお好み焼き屋でセクハラされてって話をしてたのに何かしたらセクハラになるじゃないですか。僕はカワイイ女の子とひと時を過ごせてよかったなって思いました。一緒に旅をするなんて僕自身がビックリしています。

すると席に肉が届いて2時間、食べ放題を満喫した。会計をする際に綾実は千葉の観光地を聞いた。午後9時、会計をしている女子高生のアルバイトの子は観光地ではないけどいすみ鉄道の電車がカワイイですよ。

拓郎はその話を聞いてスマホで始発の時間を調べていた。一同はビジネスホテルに戻り拓郎は朝5時半にロビー集合でお願いしますと解散した。

拓郎は燥いで疲れたのかベットに横たわりすぐに寝た。綾実も寝ようとすると寝声で｢綾実、手を繋ごう｣綾実は思わずカワイイなぁと頭を撫でて手を繋いで2人は一緒に寝た。

午前4時綾実は起床しシャワーを浴びてメイクや着替えをしていると5時になろうとしていて拓郎は未だに寝ていて綾実は拓郎を起こした。拓郎は起床し、25日目の朝を迎えた。拓郎は急いで準備をして集合時間の5時半前にロビーに行くと既にテレビ局の人達は待っていた。

一同は浦安駅に行き始発電車でいすみ鉄道がある大原駅に向かった。2時間電車に揺られ大原駅に着いた。

駅弁を買うとホームに電車が入り綾実と女性アナウンサーは黄色の電車に思わずカワイイ〜、側面にはムーミンのキャラクターがラッピングされていてスマホで撮影していた。

2人は写真撮影に夢中になり発車間際に急いで乗車した。一同は車窓から菜の花を見てキレイ、インスタ映えすると話しながら駅弁を食べていた。男性カメラマンは菜の花を見ながらの駅弁なんて風情あっていいね。電車で1時間、午前9時前に終点の上総中野駅に着いた。

男性カメラマンは拓郎に綾実さんの写真を撮ってもよろしいですか？

拓郎は綾実が良ければと綾実はうなずいた。

男性カメラマンは菜の花をバックに写真を撮りたいと提案をするとムーミン電車が入ってきて撮影をした。

1人の男性カメラマンは驚いた様子でアナウンサーや拓郎に見ると写真集に載ってるような写真だと一同は綾実のカワイさに悶絶していた。この日の綾実は淡い水色のワンピースにポニーテールをしていてカメラマンは綾実に膝を曲げてぶりっこのようなポーズで写真を撮った。

そして電車で再び大原駅に戻り時刻は午前10時を過ぎていた。

次の目的地を探すべく綾実は拓郎のホワイトボードで観光地を描いた。すると佐倉市にオランダ風車リーフデがあると聞き次の目的地が決まった。

茨城県

電車で2時間強の午後1時過ぎに最寄り駅の京成臼井駅に着き、リーフデに向かって歩いた。花をバックに1枚、風車をバックに1枚とカメラマンは2人の映像を撮る人と別のカメラマンは綾実の写真を撮影した。

駅に戻る道中、綾実はイタリアンのお店を見つけて一同はお店に入りビザやパスタを食べてお店を出た。

綾実は次に茨城に行こうと再びホワイトボードで茨城の観光地を描いた。家族連れから牛久大仏はよく聞くかなと次の目的地は牛久大仏に決まった。

午後2時、電車で3時間半牛久大仏に着いて大仏を前で綾実を1枚写真撮影し、次の目的地を探していた。大仏を見に来ていた男性が霞ヶ浦ならこの時間でも見れるかも。

電車やバスを乗り継いで1時間半、日本で2番目の湖でもある霞ヶ浦に着きここでも綾実を1枚写真を撮り、一同は近くの旅館で泊まることにした。

午後8時、拓郎は明日は朝7時に出ましょうと別室に分かれた。それぞれ食事を済ませて午後9時には就寝した。

小鳥の囀（さえず）りで拓郎は午前5時、綾実は午前5時半に起床し26日目の朝を迎えた。目的地を決めていなかったため、朝御飯を食べて午前7時旅館を出てバスや電車を乗り2時間、1度東京を経由し荒川を渡って埼玉県川口駅に着いた。

埼玉県

午前9時、拓郎は改札を出てどこに行くか悩んでいた。女子大生がオウムカフェなんてオススメですよ。そして行先が決まりオウムカフェに向かった。大小様々なオウムがいて一同は珈琲を飲みながらオウムを眺めていた。

綾実はオウムをみてカワイイと拓郎に写真を撮るように伝え、写真を撮ってカフェで次の目的地を探すために聞き込みをしていると店員さんから川越に菓子屋横丁がありますよ。

次は菓子屋横丁に向かうことを決めた。川口駅を午前10時の電車で1時間強の午前11時15分に菓子屋横丁に着いた。歩いていると昔ながらの雰囲気で駄菓子屋に入ると小学生の時に食べていた駄菓子がズラリと並んでいた。綾実は大量にお菓子を買い、その一部をアナウンサーやカメラマン等のスタッフに配布した。

再び歩くと時刻は正午をなり、お昼にパン屋があり珈琲とパンを食べて次は群馬に行くことにした。駅に戻り話を聞くと榛名山（はるなさん）からの絶景がすごいよと話を聞いて榛名山に向かった。

群馬県

川越駅から高崎駅まで電車でそこからバスに乗り継ぎ約3時間、午後4時過ぎに榛名山に着いた。山頂から群馬の光景を見て皆が感動していた。

カメラマンは榛名山をバックに1枚、近くにある榛名湖で1枚撮影すると水面に写る姿を見て素晴らしい画が撮れた。バスで高崎駅に戻る途中、男性カメラマンは先程撮った写真をアナウンサーや拓郎に見せるとお〜、カワイイと盛り上がっていた。

綾実は私も見たいと榛名湖の写真以外に撮った写真を見せて欲しいとお願いをして見せて貰うとどの写真も可愛く撮ってもらいありがとうございました。また写真撮ったら見せてくださいねっ、綾実は可愛くお願いをした。

一同は午後6時、高崎駅に着いて綾実はお土産屋を見つけ先に走った。綾実は小さいだるまを見つけてこのだるまカワイイとレジに向かった。

拓郎は宿を決めてないけどどうしよな……。すると会計を済ませた綾実は草津温泉に行こう。日本3名泉らしいよ。この日は草津温泉に泊まることを決め、駅弁を買って電車に乗った。

電車とバスを乗り継ぎ約2時間、目的地の草津温泉に着いた。荷物を旅館に預けて拓郎は温泉巡りをしましょうと提案をした。

綾実と女性アナウンサーは着替えてくるねと伝え、男性陣は旅館の外で待っていた。30分後、綾実とアナウンサーが出てくると浴衣姿に綾実ちゃんカワイイね、1枚写真を撮り、温泉に向かった。

1件目入る前に拓郎は女性アナウンサーに綾実な逆上せる前にあげるようにお願いします、箱根温泉で巡ってて逆上せたことがあるので。

アナウンサーは分かりました、綾実さんをしっかり見ておきますね。集合時間を1時間と決めてそれぞれ暖簾を潜（くぐ）った。

1時間後、男性陣が出てくると女性陣は既に上がっており、綾実は次回ろうと言った。

2軒目、3軒目と巡り時刻は午後10時、綾実はもう1軒とまるで居酒屋に行くような勢いで行こうとしていたので拓郎は今日は1度宿に戻って明日また来ましょうと一同は宿に戻り、明日8時には旅館を出ようと思いますと伝えた。

拓郎は布団を敷き、もう1枚敷こうとすると綾実はたまには1枚の布団で一緒に寝ようよと強請（ねだ）った。拓郎は綾実の浴衣姿に思わずフレンチキスをし、愛を育んだ。

拓郎は朝5時に起床し隣を見ると浴衣がはだける姿を見て目のやり場に困っていた。しばらくすると綾実は目を覚まし拓郎にキスをしようとした。拓郎はちょっと待って、1度浴衣をちゃんと着てからお願い。綾実は浴衣を着直して拓郎にキスをし、27日目の朝は忙（せわ）しない朝となった。

午前6時、旅館を出ようとするとテレビ局の人たちは2人が来るのを待っており揃って温泉へ向かった。それぞれ暖簾を潜り1時間程温泉に浸かっていた。

午前7時旅館に戻り朝御飯を食べて旅館を出て、綾実は久しぶりにアウトレット行きたいと言うと拓郎は栃木のアウトレットをスタッフさんに聞くと佐野駅から近いですよと教えてもらった。

午前8時に電車に乗りバスと電車を乗り継ぎ5時間弱、午後1時前に栃木県佐野駅に着いた。

栃木県

午後1時、佐野プレミアムアウトレットに着いて一同はお腹を空かしお昼ご飯を何を食べようかと悩んでいた。すると綾実は佐野ラーメンの看板を見つけて佐野ラーメンを食べることにした。ご飯を食べ終わり午後1時、拓郎は2時に出るのでそれまで自由行動にしますと1度解散した。

女性アナウンサーやカメラマンを含めてテレビ局の人たちは長旅を想定して衣類や下着等を買い込んだ。

そして拓郎と綾実は2人で行動していて綾実は色々なお店を巡り拓郎に服を当ててトップスだけど赤と青どっちがいいかな？拓郎は赤かなと答えた。

試着等を含めて1時間、綾実は服を買いお店を出た。

午後2時、全員が集まりバスで15分佐野駅に戻り駅には佐野市のゆるキャラさのまるの描かれた看板があり綾実は写真を撮ると小学生の男の子が綾実にこの近くにこの看板の子のグッズがあるよと教えてくれた。

綾実は膝を曲げてお兄ちゃんありがとうと頭を撫でて一同はさのまるの家に向かった。綾実はさのまるのグッズを見てカワイイ、何を買おうと悩んでいた。

綾実はカワイイハンカチを買い、再び佐野駅に戻った。

拓郎はホワイトボードで観光地を聞き、日光東照宮や華厳の滝に行こうとしたがどこも閉園時間が過ぎていた。拓郎と綾実は落胆したが引き続き聞き込み調査をした。すると女子高生が足利にフクロウカフェがあります。その話を聞いて一同は足利市駅に向かった。電車で30分、足利市駅に着いて歩いて15分歩きフクロウカフェに向かった。

フクロウカフェで1時間、綾実は終始フクロウカワイイとスマホで只管（ひたすら）写真を撮っていた。午後4時半にフクロウカフェを出て足利市駅に戻った。

午後5時前に足利市駅に戻り、午後6時前の電車で一同は白河の関を越えて福島県に向かった。