近畿

兵庫県

2人は6時に起きて12日目の朝を迎えて朝風呂に入り、道後温泉で朝御飯を食べて7時前に旅館を後にした。歩いてすぐ駅に着き電車に乗った。数時間後、3度目の瀬戸大橋だが何度見ても橋が大きいなと感じた。

電車は岡山に戻り、時刻は午後1時頃で待ち時間の間に駅弁を購入して電車で兵庫県に向かった。

電車は兵庫県相生(あいおい)駅に着き、また乗り換えて姫路駅の電車に乗り換えた。そして午後2時半すぎ、姫路駅に着くと拓郎は白い城が見えるねと綾実と話していた。

綾実はあれ、白鷺城と呼ばれる姫路城じゃない?通勤電車に乗ろうとしているサラリーマンがあそこに見えるの姫路城やで、姉ちゃん行ってるといいよ。

姫路駅を出て姫路城まで歩いていると近づくにつれて綾実はホントに白くてスゴい、さすが世界遺産に登録されているだけあるね。拓郎はそうだね、とりあえず姫路城に入った。

外に出て2人はスマホの自撮り棒で姫路城をバックに2ショットを撮り姫路駅に戻りホワイトボードで次の目的地を探していた。駅に着くと明石はたこが有名で明石焼きが有名やで。次の目的地は明石駅に向かった。

加古川を越えて電車で20分、2人は明石駅に着いた。

駅にある明石焼きのお店に入り明石焼きを2つ注文した。営業中だというサラリーマンは綾実に声をかけてきて人違いだったらゴメンやけど城島綾実さんやんな?

はいそうですと答えると当時のことを細かく話していて2ショットをお願いされた。綾実は快く2ショットを撮り、拓郎と共に明石焼きを食べて会計をしようとするとサラリーマンが2人分を支払ってくれて綾実は握手をして店を出た。

2人はさらに東に行こうと午後3時半発大阪行の電車に乗ると綾実は拓郎に話しかけた。さっきのサラリーマン気前いいね。拓郎はそう思うでしょ?あれは綾実のファンで会えたことが嬉しくてご馳走してくれた。見ててすごい下心丸出しだったけどね。

電車は須磨海岸を横目にして芦屋、神戸、尼崎の主要駅に止まって武庫川を越えて2人は午後4時過ぎに大阪駅に到着した。


大阪府

2人は大阪駅に着くとまず駅の大きさに驚き、これが関西のターミナル駅でどこに行こうかと話していた。拓郎はホワイトボードにオススメの観光地と書くと沢山の人が色んな場所を挙げてくれて嬉しい悲鳴をあげていた。その中でも綾実は太陽の塔を見たいと拓郎に伝えると地下鉄とモノレールで1時間、バスもあるけど定員あるよと優しく教えてくれた。

拓郎は綾実に電車で行こうと地下鉄梅田駅から千里中央駅に向かいその後モノレールで行くと太陽の塔が見えるよと女子大生が教えてくれた。

午後4時半、梅田駅から1時間で最寄りの万博記念公園駅で降りると太陽の塔とその向かいにはとてつもなく大きな観覧車があった。

太陽の塔は中には入れず外から見るだけだが太陽の塔をバックに写真を撮影した。綾実は気になっていた向かいの観覧車に拓郎と歩いた。

2人は知らなかったがこの観覧車は日本で1番高い観覧車だと知り、観覧車に乗った。綾実は拓郎の手をずっと握っていて2人で大阪の街並みを眺めていた。

すると綾実は拓郎にこっち向いてと言った。綾実は拓郎の唇にキスをし、観覧車は1周して2人は降りた。

午後5時半、2人は駅に向かうとしているといる家族に声をかけられた。

あの、すみません。もしかして城島綾実さんですか?

綾実ははいそうです。この子が柔道を始めたのは綾実さんがきっかけなんです。お母さんの隣に居たのは12歳の女の子で幼稚園の時、綾実の試合を見てあんな選手になりたいと柔道を始めた。

綾実はボールペンでメモ用紙にサインを描いて女の子に渡し、2ショットを撮った。お母さんは綾実に何かお礼がしたい。綾実はならば大阪グルメを教えて欲しいとお願いをした。

家族は心斎橋に向かうから一緒に車に乗る?心斎橋まで行けば難波まで歩いてすくだし。2人は家族の車に乗せてもらい、心斎橋へ向かった。その道中にこれまでの旅の話や綾実の現役時代の話で盛り上がり30分程で心斎橋の駅で降りた。

御堂筋を南に15分程歩くと関西有数の繁華街でもある難波に午後7時に着いた。晩御飯を食べようと聞き込みをしていると裏なんばに美味しい天ぷら屋があるよと教えてもらった。

そして2人はビックカメラが目印の千日前商店街を通ると左手には吉本新喜劇が行われているなんばグランド花月、右手にはよしもと漫才劇場や地下にはNMB48劇場のシアターを横目にまっすぐ進み道具屋筋商店街を抜けた。

そうすると通称裏なんばと呼ばれるなんばCITYがありウワサの天ぷら屋を探していた。拓郎は信号待ちをしているサラリーマンに近くに天ぷら屋はないかと尋ねた。天ぷら屋……。こめじるしにあるところかな?

なんばCITYの近くにこめじるしという飲食店が連なる場所で天ぷら屋を探すと大吉という店を見つけた。

晩御飯の時間帯もあり、行列が出来ていた、10分後2人は店内に入ると床にはアサリの貝殻が落ちていた。

メニューを決めて注文をしようとすると隣のOLが紙に書いて注文をするんやでと優しく教えてくれた。

拓郎は盛り合わせとアサリの味噌汁を2つ頼んだ。しばらくするとアサリの味噌汁が届きアサリを食べて貝殻を恐る恐る床に捨てた。

その後、天ぷらを食べているとサラリーマンが声をかけてきた。サラリーマンは城島綾実さんやんな?はいそうですと答え、2ショットを撮ると2人分の食事代も出してくれた。

その後サラリーマンと3人で商店街を歩いて美味しいたこ焼きがあるとハシゴし、拓郎は次の日和歌山にいい所ないかと聞いた。

しばらく考えてやっぱりアドベンチャーワールドかな?パンダの他にもカワイイ動物がいるから是非。

その話を聞いた綾実は目を輝かせパンダ、かわいい動物?楽しみだなとひとりごとを話していた。

午後10時、ビジネスホテルや旅館を探したが見つからずなんば駅の近くにあるカプセルホテルに向かい、男女別々の所なら空いていたのでこの日はカプセルホテルで泊まることにして会計を済ませ、明日の7時ロビーで集合することにした。

13日目の朝を迎え、午前7時に拓郎と綾実はロビーに集まり朝御飯を食べに行くことにした。綾実はフロントでこの時間空いてるお店を聞くと黒門市場なら開いてるお店あります。

2人はホテルを出て黒門市場に向かった。歩いて10分程で黒門市場に着くと空いているお店を探した。中々開いているお店がない中、1軒のお店が開いていたのでそこで朝御飯を食べて地下鉄で天王寺駅に向かい、朝8時前発の特急で2人はアドベンチャーワールドのある南紀白浜に向かった。


和歌山県

特急で2時間、最寄駅の白浜駅に着いた。2人は特急が止まるからもっと大きい駅だと思っていたが意外とこじんまりとしていて改札を出るとパンダのモニュメントが出迎えていた。

綾実はモニュメントを見てカワイイ、写真を撮ってと拓郎に頼んだ。拓郎は写真を撮るとバス停には多くの人が並んでいておばあさんが2人に1000円で周遊チケットあるからオススメだよとチケット売場で周遊チケットを購入した。

5分後、駅に戻ってきたバスに乗って10分程で目的地のアドベンチャーワールドに着いた。2人は受付でチケットを購入して入場した。

アドベンチャーワールドの代名詞はパンダで至るところにパンダに纏(まつ)わるものが沢山あった。2人はまずパンダのいる場所に向かうと沢山の人が集まっていてみんな口を揃えてパンダカワイイと言っていた。綾実はパンダを見て写真を撮り、パンダと2ショットを撮って動物園コーナー、水族館コーナーも見て回った。そしてまもなくイルカショーの時間とアナウンスがあり、綾実は見て行こうよと拓郎に伝えた。会場に行き時間になるまでパンダや他の動物可愛かったよねと話していた。

そしてイルカショーが始まった。それらしいBGMが流れイルカが元気に飛んでいて拓郎は隣の綾実が何故か泣いていた。拓郎は綾実に渡し涙を拭うように言った。ショーが終わり視線はイルカから拓郎たちに視線が向けられていた。

拓郎は恐る恐るショー会場を後にし、綾実のお腹が鳴った。拓郎は朝御飯少ししか食べてなかったから食事することにした。午前11時半にフードコートでお昼を食べることにした。

拓郎は蕎麦を頼むと蒲鉾にもパンダが乗っていた。綾実はオムライスとパンダをあしらった肉まんで色んな角度で写真撮って食べた。綾実は食べ終わりフードコートにいる人に近くのおすすめスポットを聞くと近くに白良浜だと教えてくれた。

お土産コーナーに行くと綾実は色んなグッズを見てカワイイ〜、何買おうかなとずっと悩んでいた。30分後会計を済ませて白良浜へと向かった。

バスに乗ると綾実は拓郎にバレンタインデーだよとパンダ型のクッキーを渡した。そして午後1時、白良浜に着くと綾実は砂浜に向かって走った。拓郎はこの光景どこかで見た覚えがあり、桂浜で転んだ時のように転ばないか心配だった。

次の瞬間、拓郎の心配が当たり綾実は砂浜で転んだ。

綾実はまたしても自分が転んだことよりもスカートの中を見られていないかを心配していた。

綾実は拓郎にスカートの中見られていない?大丈夫?

拓郎は大丈夫だよ、砂浜で走るから転ぶんだよ。桂浜の時といい、今回といい砂浜で何回転ぶつもりなんだと軽く叱った。

綾実はゴメン、それよりもこの海キレイじゃない?

海をバックに自撮りで2ショットを撮り、白浜駅に戻った。


奈良県

次に2人は奈良県向けて午後2時の特急電車に乗り午後4時時半過ぎに1度天王寺駅で途中下車した。拓郎はホワイトボードに奈良県の観光地と記入すると東大寺、奈良公園、橿原神宮等色々挙がった。

2人は私鉄に乗り換えて橿原神宮に向けて電車に乗った。午後5時半頃に橿原神宮駅に着いて歩いていくと門は閉まっていたので近くのホテルで泊まることを決めた。

奈良のグルメを探していると女子大生が柿の葉寿司や奈良ラーメンがオススメですよと教えてくれた。

午後6時、2人は近くのラーメン屋に立ち寄りラーメンと柿の葉寿司を注文した。

待っている間、拓郎は綾実に見た目からは想像出来ないけど意外とドジな所あるよね。

いやそんなことないよ……。ドジじゃなかったら砂浜で2回も転ばないでしょ、それも通打したところよりも他のこと心配してるし。

そんな話をしていたらラーメンと柿の葉寿司がテーブルに届いて食事を済ませてお店を出た。

ホテルに向かいチェックインをして荷物を預けると綾実はまだ7時にもなっていないから映画でも観にいこうよと拓郎を誘った。

拓郎は近くに映画館があるみたいと映画館に向かった。2人は映画館に着いて丁度、恋愛映画が上映されていたのでその映画を見ることにした。2人は手を繋ぎ2時間、映画を見るとすごいドキドキしたねと話していた。

綾実はじゃあホテルに戻ろうかと話すと拓郎はちょっと寄りたいところがあると綾実を洋菓子店に連れて行くと拓郎は予約していた城島ですと言うとケーキを受け取った。

そしてホテルに戻り綾実はケーキを開けると「綾実 お誕生日おめでとう」拓郎はそれとアドベンチャーワールドで買ったやつだよとパンダのヘアゴムを渡した。

綾実は涙が止まらず早速明日パンダのヘアゴム使わせて貰うねと嬉しそうに微笑み一夜を明かした。

綾実は午前6時、拓郎は午前7時に起床し14日目の朝を迎えた。綾実は拓郎に似合ってるかなと尋ねた。

綾実は白シャツに水色のミニスカート、そして拓郎があげたヘアゴムでツインテールにして頭にはパンダの帽子を被っていた。

拓郎は綾実にカワイイ、マンガに出てくるような女の子みたい。そうだ、透にこの姿を写真で撮ったら喜ぶかも。

いや、それよりも愛知行く時に透くんを呼んでこの格好を見せた方が喜ぶかもよと綾実は拓郎に伝え、朝御飯を食べるために1度部屋を出た。

2人は軽く朝御飯を済ませ部屋に戻ろうとすると囲まれて綾実は周りの人になんですかと問いかけた。かわいいので是非写真を撮ってほしいと言われ1人ずつ写真を撮り部屋に戻った。

2人は午前9時チェックアウトをして橿原神宮に向かった。

だが午前10時からだったので橿原神宮の周りを歩いて橿原神宮に入った。お参りをしてしばらく散策をして恋愛成就の御守りを2つ買い、次に電車で約1時間奈良駅に着いて歩いて奈良公園に向かった。15分程で奈良公園に着くと鹿が沢山いた。

綾実と拓郎は鹿にエサをあげようと思い鹿せんべいを購入し2人は鹿せんべいをあげようとしたら綾実の方に鹿が群がっていた。綾実は鹿と戯(たわむ)れている姿を見て拓郎はすごい愛おしく思っていた。

そして綾実が振り向くと小学2年生の男の子とお母さんがいて男の子は恐る恐る城島綾実さんですかと聞いた。

綾実はそうですと答えると男の子は満面の笑みで小さい時に綾実さんの試合を見て柔道を始めました。綾実は膝を曲げてカワイイねっと男の子の頭を撫でた。そして綾実はどこかへ走っていき拓郎と男の子、お母さんの3人は取り残されるような形になった。5分後、綾実は3人のもとに戻ってきて色紙にサインをして男の子に渡した。綾実はお母さんにカメラはありますか?

携帯ならありますと答えると2ショット撮ってもらってよろしいですか?

お母さんが2ショットを撮ると男の子はありがとうと言って見えなくまるまで大きく手を振っていた。

時刻は正午で拓郎は綾実にお昼を食べるか、京都に行くか尋ねた。綾実はとりあえず京都に行こうと伝えた。


京都府

奈良駅から電車で1時間、午後1時頃2人は京都駅に着いた。駅前には京都タワーが聳(そび)えタワーへ向かった。タワーに登り京都の街並みを眺めていた。タワーにいた家族があれが三十三間堂だよ、こっちに見えるのが東寺だよとお父さんが子供に説明をしていた。

拓郎はお父さんに声をかけて京都のオススメを教えて欲しいと聞いた。お兄ちゃんぐらいの歳だと二条城や太秦映画村、金閣寺とかいいんじゃないかな?

拓郎はありがとうございます、早速その2つを行かせてもらいますと頭を下げた。

2人はエレベーターで下に行くと飲食店があり、綾実はトンカツを食べたいと初めて行きたいところを伝え拓郎はじゃあ行こうかとお店に入った。

拓郎はロースカツを頼み、綾実はおろしポン酢のトンカツをそれぞれ注文し、2人は食べ終わりまずは電車で二条城に向かった。

午後1時半、二条城に入り床を擦(こす)ると「キュッキュッ」と音が鳴った。綾実は音が鳴ったのが嬉しかったのか歩く度に床を擦って歩いていた。すると係員にそんなに床を鳴らすのはやめて欲しいと注意喚起された。

次に2人は電車で太秦映画村に向かった。電車で30分程で最寄駅に着いた。午後3時太秦映画村に着き、時代劇映画のセットをバックに自撮り棒で2ショットを撮り、ショーを上映を見た後に綾実は時計を見ると午時半でもう1箇所回れるよどこか行こうよ。

拓郎は綾実にじゃあ金閣寺行こうと電車で45分程で金閣寺に着いた。綾実は拓郎に金閣寺は3代将軍足利義満が建築したよと話しながら金閣寺に向かって歩いた。

綾実は金閣寺を見て小学生の時に修学旅行で来たけど当時と大人になって来る金閣寺はまた違うね。

駅に戻ると午後5時で拓郎は綾実にこの時間だったらもうどこのお寺も空いてないと思うよ。綾実はそうだよね、とりあえずビジネスホテルに荷物置いて歩こうと話していた。

午後6時頃、2人は京都駅に戻りビジネスホテルに荷物を置いて綾実はフロントで歩いて行けるオススメな所を聞いた。するとフロントの女性はお姉さん可愛らしいので近くに舞妓体験出来るところがあるのでいかがですか?

綾実は拓郎を見て微笑み頷いた。2人は舞妓体験の出来るお店に向かった。お店に行き、化粧や着物を着替えるなど1時間程で綾実は出てきた。

拓郎は綾実を見ていつもと雰囲気が違う、ホント別嬪(べっぴん)さんだねと話して近くを2人で歩いた。

すると後ろから足音が聞こえると思い振り向くと写真を撮ってほしいとお願いをされたがお店で写真撮影をお願いされても断るようにと言われていた。

綾実は体験だが写真はお断りしてますと丁重に断った。綾実は1時間の舞妓体験を終えて写真のデータをスマホに送りスッピンでお店を出た。

拓郎は綾実にあれ?スッピン……だよね?

綾実はそうだよ、いつもは旅館やホテルに戻ってから落とすけど今日はこういう機会でメイクを落としたからもういいかなって思って。スッピンはイヤ?

拓郎はスッピンかわいいね、お腹空いたしご飯食べに行こうかとお店を探した。拓郎は信号待ちをしているOLにこの近くのご当地グルメを尋ねた。

OLはご当地グルメか分からないですが近くにラーメン屋があります。

2人は信号を渡りすぐの所にラーメン屋があり拓郎はしょうゆラーメン、綾実は塩ラーメンをそれぞれ注文をした。食べ終わりお店を後にすると綾実はチンピラにお姉ちゃん今から遊ぼうよと5人が絡んできた。

綾実は怖いよと言って掴んできた腕をとり巴投で5人組を一網打尽にしてホテルに戻ろうとした。だがこれで終わらず綾実は私服警官に高校生がこんな時間まで歩いてたらダメでしょ?生徒手帳見せてください。

綾実はツインテールでミニスカートと女子高生だと勘違いされて嬉しい反面、若く見られるが故の身分証を出さなきゃいけないことに複雑な気持ちでホテルに戻った。そして2人はベッドに横になるとすぐに寝た。

拓郎と綾実は6時に起きて15日目の朝を迎え、拓郎は綾実に今日はどうするか尋ねた。

綾実は今日は滋賀に行こうと決まり、朝食を食べて午前6時50分にチェックアウトして京都駅に向かった。2人は7時発の電車に乗れず待っている間拓郎はホワイトボードで滋賀の観光地はと書き込んだ。

すると滋賀出身だというサラリーマンが長浜スクエアや滋賀の代名詞の琵琶湖は是非行ってみて。次の電車で2人はまず琵琶湖に向かった。


滋賀県

京都から1時間半、午前9時前に最寄駅の長浜駅に着き、琵琶湖に向かった。しばらくしたら琵琶湖をクルーズがあり時間まで待った。そして2人はクルーズに乗って琵琶湖の周りをスマホで撮影をした。

もう少し琵琶湖を堪能したいと思い綾実は近くの人に琵琶湖グルメを聞いて周った。そして小腹が空いた2人は団子を食べて次に長浜スクエアに向かった。

午前10時、長浜スクエアで2人は硝子体験をして綾実は出来上がった作品を写真に撮り割れるといけないと自宅に郵送した。

そしてしばらく長浜スクエアを散策した後に長浜駅でどこに行こうか悩んでいて拓郎は滋賀で次どこに行こうかな……。すると拓郎の肩に叩かれ、振り向くと女子高生が彦根城行ってみては?

2人は次の行先を彦根城に決めてどの電車に乗ったらいいか女子高生に尋ねてメモ帳で詳しく書いて渡してくれた。

長浜駅から30分弱、午前11時半に2人は彦根駅に到着するとゆるキャラのひこにゃんの看板が出迎えてくれた。綾実はひこにゃんの看板を見てかわいいと写真を撮り改札を出て歩いて彦根城に向かった。

歩いて約15分彦根城に着き城の周りを歩き中に入るとひこにゃんがいて綾実はかわいいと抱きつき2ショットを撮り城の中に入った。

2つはら1番上まで登ると綾実は大きな海があるよと拓郎に言うと隣のお客さんが微笑すると綾実にあれは海じゃなく琵琶湖ですよ。それを聞いた綾実は顔を赤面し帽子を深く被った。

午後0時半、2人は彦根城を後にして彦根駅に向かって歩くと今度は三重県に行こうと話していた。

時刻表を見ると電車は午後1時半近くの電車だったのでお昼を食べようと拓郎は綾実に伝えた。

何を食べようかなお話していると小学生の女の子がこの近くにオムライスが美味しいお店があるよと教えてくれて向かった。2人はオムライスを食べて彦根城に戻り駅で拓郎は三重はどこに行こうねと話していると三重出身のサラリーマンが伊勢神宮や鳥羽水族館等いいよと教えてもらい電車で鳥羽水族館に向かった。


三重県

電車で約4時間、2人は宇治山田駅に着くと午後5時半で伊勢神宮は既に閉館時間を過ぎていた。

拓郎はこの日は鳥羽で泊まることを決めて1度ビジネスホテルに荷物を置いてフロントで拓郎は伊勢のオススメグルメを聞いた。フロントの男性は伊勢は海が近いから海鮮がオススメかな。

そして2人は海鮮居酒屋で拓郎はビールを2つと盛り合わせを注文した。2人は飲みながら三重を巡ったらついに近畿も全部回ったことになるねと話していた。

午後8時、綾実は2軒目行こうと誘ったが拓郎はたまにはホテルでゆっくり休もうよ。綾実はそうだね、ホテルでゆっくりお喋りしようかとホテルに戻った。

綾実はこの旅でよく声をかけられたり、写真を撮ってくださいってよく言われるけど当時のそんなに騒がれてたの?

拓郎はそれは俺より詳しい人いるから、明日愛知行った時に透に聞いてみな。綾実はそうだね、この前の電話で私の事よく知ってるような感じだったもんね。2人はベットで話しながらそのまま寝落ちした。

綾実は朝5時半に起き、拓郎は6時半に目が覚めて16日目の朝を迎えた。拓郎は綾実に今日はいつもより早いけどどうしたの?

綾実は今日愛知に行くって言ってたでしょ?だからこの前してた白シャツに水色のミニスカートにパンダのヘアゴムでツインテールにしていた。

2人はビジネスホテルで朝食を済ませてホテルをチェックアウトして伊勢神宮の内宮へと向かった。午前7時半でお客さんも疎(まば)らでお参りをしてしばらく歩き、ベンチで座っていた。

伊勢神宮は内宮と外宮に分かれており、2人が話していた午前8時半は外宮はまだ空いていなかった。午前10時、2人は外宮にあるおかげ横丁に足を伸ばした。

おかげ横丁を歩いているとスヌーピー茶屋を見つけると綾実はかわいい〜、このお店に入ろうと拓郎の手を取ってお店に入った。2人はお茶にあるスヌーピーを写真に撮り、そして綾実は終始スヌーピーのグッズを見て眺めてスヌーピーのハンカチを購入した。至る所にあるスヌーピーをスマホで撮影していた。

綾実はそ出入口のところにある大きなスヌーピーと2ショットを撮った。伊勢神宮を後にして鳥羽水族館へ向かうことにし、この時午前11時を迎えていた。

宇治山田駅から電車で20分程で鳥羽駅に着き、鳥羽水族館に向かった。

水族館に入ると沢山の動物がいて綾実は食い入るように見ていて終始カワイイ〜、特にこのラッコやジュゴンなんてめっちゃカワイイと燥いでいた。

拓郎は綾実の姿を見てまるで初めて水族館に来るようなリアクションをしていたが綾実と水族館に来るのは桂浜以来2度目でホントに動物が好きな優しい女の子なんだと再認識した。

水族館を歩いていると午後1時2人ともお腹が空き、敷地内にある飲食店で食べることにして綾実はカレー、拓郎は伊勢うどんをそれぞれ注文した。

綾実が頼んだカレーはライスがラッコをあしらった形になっており思わず感動して泣いていた。綾実は写真を撮りカレーを食べ、次は愛知に行こうと拓郎に伝えた。

鳥羽駅に戻り、2人は快速で2時間で愛知県の名古屋駅に向かった。拓郎は透に今日用事がなければ午後4時に銀時計に来てほしい、透に会いたいって言う人がいるとLINEを送った。1時間後、拓郎の携帯が鳴り、透からえっ、誰?とりあえず銀時計で待ってるわ。

電車は桑名駅を越え、木曽川を渡りついに愛知県に入った。10分後名古屋駅に到着した。

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