第3話 転移予定の異世界でビッチのあそこは白いそうです
異世界転生かぁ~胸が躍るなぁ…
やはり以前アニメ化していた、異世界の性風俗をレビューする作品みたいに
色んな種族の美女とくんずほぐれつできる世界が僕をまってるのだろうか…
近未来でピッタリラバースーツのお姉さんとギャラクシーエクスタシーを…
はたまた現代とほとんど変わらない世界だけど男はぼくしかいなくて…
チートとかもらえるのかな…
なんかやらかして周りを唖然とさせる優越感とかもちょっと憧れちゃうよね…
敵の魔の手に陥るお姫様を颯爽と救い。昨日はお愉しみでしたね…的なあるあるも期待しちゃうな…
あーー勝気な幼馴染とだんだん親密になってとか…
寝取られからの逆転寝取り返しからのスーパー仲直りックスとかもいいよな…
人格排泄プレイとか、石化プレイとか…、アンドロイド娘の人格形成を温かく見守り…とか
あはは…夢が止まらないな…
あっ…やばい…前屈み前屈み…。椅子に座っていてよかった…
「すまない…楽しい夢を味わっているところ申し訳ないが…。私の担当する異世界は一つしかないぞ…。しかもそこまで豊ではない…。あと与えられる加護も限られておるのだ…」
と老人が若人の夢をバッサリ断ち切るのだった
内心の動揺が隠せないぼく
「嘘でしょう…最近流行りの不憫系成り上がりタイプ!?ぼくそんな熱心に打ち込める何かとか、耐え忍ぶ力とかないですよ!」
「何を言うか…おぬしには立派なものがあるだろう…それこそ私と巡り合った縁が保証しておる。」
確信をもって老人は告げる。
「改めて自己紹介させてもらおう…私は創造神ダン=コー。エロスを司る権能をもっておる。おぬしのあくなきエロへの探究心が、おぬしをここに導いたのだろう」
「そうは言われましても、エロに夢中なのは男子なら当たり前だし、そもそもエロが世の役に立つなんて…」
と異議申し立てのぼく
「バカなことを言うでない。死してなお衰えぬ性欲、死後の世界で勃起したやつを私は他の創造神以外に知らん。誇るべき性への欲望だ」
老人は温かい目で僕の下半身を見つめる
神様に性欲を褒められて恥ずかしいのだが嬉しいだか複雑な心境でいると
老人は言葉を重ねる
「そなたの世界は管轄外なので、そなたの常識とは違うやもしれんが、エロは世の役に立つものだぞ?例えば、わしの世界だと、『初夜は部屋を明るくする』という常識がある。」
「元々は『あそこが真っ白な女には気を付けろ』が元になっている。神の加護によって恒常的に摩耗する人体の箇所は過剰に修復される傾向にあるのだ。」
「だから恒常的に性行為にふける女性のあそこはそれはもう生まれたての赤子のように真っ白なのだ。やはり不貞を働きやすく信用のおけない女性と思われるのだろうな。」
「そして、初夜はあそこの黒さを相手に見せ、純潔を証明する風習が生まれた…。だから、夜間でも相手の恥部が見られるよう、文明レベルと比較して照明器具の普及は進んでいてな。夜間の学習や作業やら、文明の進歩にも役立っておる。元はビッチを見分けるだけだったのが、巡り巡って人を救っておるのだぞ。」
とおっしゃる老人の台詞をぼくはある一点から完全に聞き流していた
「そっちの世界ではヤリマンのあそこは真っ白なんですか!?黒が尊ばれ、白がさげすまれる!?…凄い価値観だ…とても興味深いです…。」
「そうかそうか、肝心のエロの効能は届かなかったようだが、我が異世界の下世話な話には興味をもってもらえたようで幸いだ。他に質問はあるか?」
老人のご厚意甘えて、ぼくは質問をすることにした
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