第4話 いただいたチートでぼくだけ無限にスキルを得られるそうです(エロいこと限定)

「ダン様の異世界って、どんな世界なのですか?」


ざっくり気になることを聞いてみる




「いわゆる異世界ファンタジーの世界だな。剣と魔法の世界で、獣人や魔族やら妖精や人間種。様々な種族が混在する世界だ。」




「あと、文明レベルはそこまで高くない。貴族社会で庶民は農作業がほとんどだ。以前は戦争状態で荒れていたが、いったん戦火が落ち着いて、群雄割拠の暗闘時代だな。」




なるほど…いわゆるナーロッパ世界ということか…


まさに思い描いていた異世界だなぁ…


お姫様もケモっ子もいろんな女の子がよりどりみどり…


他に気になる点は…




「冒険者とかはいますか?魔物とか」




「勿論存在するな。魔法のある世界だ、世界は魔法の元たる魔素に満ちており、その淀みから魔物は生まれ、冒険者が討伐しておる。魔素の淀みが深ければそこらはダンジョンと化す。こぞって冒険者が挑戦しておるの」




…完全なるナーロッパだ…


であれば




「いろんな種族のエロい娘にあってみたいので、各地を転々とするような冒険者が気になります。


魔物と戦っていくうえで、その世界の成長の仕組みを知りたいです。ぼくがこのまま転移しても、生きていけなそう…」




「そこは安心してほしい。私の加護で、基本人々は丈夫になっておる。またスキル制を採用していてな。鍛えれば鍛えるほど便利な技能が備わるのだ。そして職業を設け、職業に適したスキルのみ習得できるようになっておる。」




「みなには多くの選択肢を与えて、のびのびと育ってほしいが、今はまだ成長中の世界だ…。生ける者の寿命も高くない。早く成長し早く幸せを享受してほしいからだ。みなの可能性を奪っているが…今は効率を優先させておる。」




「異世界の職業ルールとかはそんな狙いがあったのですね…。(なんかとんでもないこと聞いてる気がする…)となりますとぼくってどんな職業をいただけるのですか…?」




「勿論、《(エロの)探究者》だ」





接頭語の(エロの)ってなんだ…?




「おぬしの疑問も分かる。これは私が唯一おぬしに与えられるチートでもある。しっかり説明させてもらうぞ。


まずこれはユニーク職業だ。おぬししかこの職業を持つものはおらん。


世の全てのエロをむさぼりつくさんとするおぬしの望みが叶うような職業でな。職業補正として、驚け、どんなスキルでも習得できるぞ。」





職業制で得られるスキルが限られてる世界で


ぼくだけがどんなスキルも得られる!?


とんだチートじゃないか!


スゴイ!ありがとうダン=コー様!崇拝!崇拝します!!




「といっても、エロいことに関わるスキルだけだが」




…。


ダメダメじゃねーーーか!




「だって私の権能…エロスだからな…」

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