バター

@takabone

第1話

私は、高校1年生で、父親はアメリカ人、母親が、日本人の 、 混血児だ。鏡に映る自分の顔を見る。バタ臭い。いや、きれいといいたい。メイクア ップ 。学校ではイマドキな仲間たちとつるんでいる。みんなスマートフォン、ライン、を会話しながら見ている。何がおもしろいのやら・・・・と、心では思っているけど愛想笑いをしている。じゃあまた明日ー、と手を振る。父親は軍人だった。母親は別に軍人相手にパンパンしてたわけじゃない。どちらかというとお嬢さん育ちで、カフェーで、父親に声をかけられたらしい。ナンパだ。偶然の出会い。必然?赤い糸?いや出会ったから出会ったんだ。そして私を生んだ。父親は品のある人だ。ポマードでいつも髪を輝かせていた。私にはよく自分に誇りを持てと言ってきた。アメリカ人でもあり日本人でもある。私の存在は何なのか?どのように歩んでゆけばいいのだろうか?今それなりにうまくやっているからいいんだけどね。男は今のところいない。デートとか、してみたいな。クレープとか一諸に食べてさっ。でも私と釣り合う男でないとね(笑)別に釣り合わなくてもいいけど。髪は薄い茶色だ。黒く染めたいときもあるし金髪にしたいときもある。大きめのイヤーリングをつけても、下品にならずどこか上品な感じになる。自分で言うのもなんだけど。きれいに生まれて良かった・・・・。私は私だ。そんな事を思っている。

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