第4話
害虫も今仕事をしているところだろうか?同じ部署の人は驚いていないのだろうか?社員全員が同じフロアで働いているこの会社でパニックが起きていないところを見ると、誰も気にしていないのだろう。
私は、エクセルを見つめがなら、入社した頃のことを考えていた。もうその人はいないが、朝のカフェテリアで顔をあわすようになったその人とよくおしゃべりをしていた。同じ本を読んで、解釈の違いについて口喧嘩したりするのだ。一緒に紅茶を飲みながらそういう話をしているのが私は好きだった。害虫は彼に少し似ていると思った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます