応援コメント

5」への応援コメント

  • 雰囲気が、雰囲気がすばらしい!

    きっと緑色のインクでなされる長官の署名、部内に潜むもぐら、デッド・レター・ボックス、動乱のハンガリー、そして現実とも幻ともつかぬ光景。シェパード、グッドマン、という名前から連想される神の良き羊飼い。

    CIAのジェームズ・アングルトンは諜報の世界を「鏡の荒野」と言ったそうですが、まさに「陰謀めいた、完全に正気を失った、異常な、不可解な」空気感。本作の題名の「ガラスでできた戦争」からは入り混じった虚実と諜報の世界で生きた人物の空虚さを感じます(もちろん名作『鏡の国の戦争』っぽさも)。

    とても良い作品をありがとうございました。