何も考えずに行動することの難しさ

 自分の内面にばかり目を向けないで、自分の状態にばかり執着しないで、何も考えずに行動しようと思っても、これがことのほか難しい。


 今日は何となく落ちてるなと思って、それに執着せずに行動しようと思っても、長い間にしみついた癖で、動けない。ずっと考えてばかりいる癖がついてしまっていて、考えないで行動することが、できなくなっている。


 でも、ここが正念場だ。70%の回復。残り30%は自分次第だ。自分から動かなければ何も変わらない。


 せっかく、料理ができたのだから、これから買い物に行って、材料を買ってきて、何か作ろうと思う。自分の状態ではなく、行動から変えていかなければ、何も変わらない。ずっと70%で止まったままだ。


 カウンセラーに言われた「抽象的な思考に囚われず、具体的なことを考える」というアドバイスは、そろそろ、おっくう感だとかゆううつ感だとかそいういう抽象的なことに囚われず、それらに負けずに行動しようということだ。


 おっくう感とゆううつ感はうつ病にはつきものの感情だ。それを強く意識するのもうつ病の特徴だ。


 でも、私は、今、おっくう感とゆううつ感で、動きたくないわけではない。何とか動きたいと思っている。やつらに負けないで動きたいと思っている。その1番目が料理だ。食事は脳の状態を改善する1番の要因だから、まずは、料理をして、脳に栄養を送らなければならない。


 今日のお昼ご飯は、おにぎりと、豆腐とインスタントみそ汁を食べた。惣菜パンと比べると、随分ちゃんとした食事がとれたと思う。


 とりあえず、昼ごはんの改革はできたと思う。


 後は夕ご飯だ。いろいろなものを食べたい。そのためには、いろんな料理をする必要がある。


 でも、なかなか動けない。今まで動かなかったから、その癖で、動けなくなっている。もっとフットワークを軽くして、動けるようになりたい。


 とにかく何も考えず動くことだ。そうすれば、自然と脳の状態も変わる。おっくう感やゆううつ感は消える。

 

 心のリハビリも痛みを伴うと思う。動かないことが癖になった自分を鞭打って、行動するのだから当然だ。でも、それなしでは治らないと思う。何度も、痛みを伴いながら行動して、次第に痛みがなくなり、自然に行動できるようになるのだと思う。

 

 私は、治りたい。来春働きたい。だから、痛みに負けずリハビリして、100%回復したい。

そのためには、動くことが必要だ。行動することが必要だ。

 

 なかなか思考の癖は治らない。でも、カウンセラーがヒントをくれた。抽象的な思考に囚われないで具体的なことを考えると。


 だから、自分の気分がどうだとか、おっくう感がどうだとか、ゆううつ感がどうだとか、そういう抽象的な思考に囚われずに、具体的なことを考えたい。


 それから、身体を動かすことだ。家の中にいてもやることはたくさんある。じっとして考えるのではなく、動いて、無心に身体を動かすことが、回復につながる。マインドフルネスで習ったように、何も考えない時間を持つことだ。それは、自分で意識しなければできない。


 私は動きたい。それを邪魔するのは、おっくう感やゆううつ感になれてしまった脳だ。脳がおっくう感もゆううつ感も作り出している。ならば、行動することで脳は変わるのではないか。今の私にはおっくう感にもゆううつ感にも負けない心の強さが芽生え始めている。心を強く持って行動することで、一歩前に進めるのではないか。


 先日、行動できた。ならば、また、やってみよう。


 まずは、買い物に行こう。


 読んでいただきありがとうございました。

 

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