行動をコントロールする

 初めて、木曜日のデイケアに参加した。就労支援Aが、火曜日になったので、私は月、火、木、診察のある日は月、火、水と参加することになった。


 今、デイケアでこれを書いている。


 初めての木曜日、初めてのSSTというカリキュラムに出席した。ちょっと緊張した。


 昨日、自分の内面にばかり目を向けて、視野が狭くなっていると、動けなくなるということに気付いて、おっくう感やゆううつ感に負けないで、料理をしたら、できた。おっくうでもゆううつでもなかった。料理ができると、食生活が改善する。


 今、お腹が空かないが、食生活が改善すれば、食欲も出るのではないかと思う。


 今朝起きた時、おっくう感はあったが、あまり気にせずに、行動したら、おっくう感は消えていた。


 デイケアも平常心で出れた。


 デイケアの人とたくさん話をした。


 内面に執着せずに、周りに目を向けて、行動できた。


 ただ、昼ごはんが鶏肉で、晩御飯とかぶってしまったのは残念だった。


 自分の状態とか内面とか、抽象的なことを考えないと、思考がすっきりする。


 私は、来春の就労に向けて、まずは、主治医から就労の許可をとるべく、残り30%の回復に努める。そのためには、心のリハビリが必要で、おっくう感やゆううつ感に負けないように、行動することが重要になる。


 あと30%は、内面にばかり執着している自分の視野を広げて、外の世界を見ることだ。おっくう感とかゆううつ感だとか、そういう抽象的な思考に囚われず、具体的に考えて、できることをすることだ。


 具体的なこととは、料理、家事全般、その他やらなければならないこと。それをやることだ。


 そうして、行動を始めれば、お腹も空くようになるだろう。今までの私はあまりに動かなかった。パソコンの前で文章を書いている時が楽しくて、書いてばかりいた。


 文章を書くのはいいことだと思う。でも、楽しいことだけしているわけにはいかない。


 食事は脳の状態に大きく影響する。どんな栄養素をとるかによって、脳の働きが変わってくる。脳がいい状態になるか悪い状態になるか、どんな食事を摂るかによって決まってくる。


 だから、料理は、やるしかないと思う。おっくう感だゆううつ感だと言っている場合ではない。そのおっくう感とゆううつ感を作り出しているのも脳だからだ。


 脳がおっくう感とゆううつ感を作り出さないように、食生活には気を付けた方がいいと思う。


 今、この瞬間感じている気分は脳がつくりだしていることだ。調子が悪い、調子がいい、どちらも、脳が作り出している。


 脳内では、セロトニンとかノルアドレナリンとかいろんな物質が分泌されている。それがバランスよく分泌されると、脳の調子はいい。脳内物質のバランスのためにも、食事はちゃんと食べた方がいい。


 まずは食事で脳に栄養を送る。そして、内面にばかり目を向けないで、脳にいい行動をする。脳にいい行動は、無心に何かをすることだ。身体を動かすこともそうだ。脳がマイナスのことばかり考えだしたら、すぐ、行動する。なんでもいい。どこかをちょっと掃除する。ちょっと片付ける。ウォーキングをする。気をそらすことが大事だ。


 脳が葛藤すると、疲れて、精神エネルギーが消耗されて、ぐるぐる思考の穴に落ちる。落ちてしまうと、なかなか抜け出せない。頓服のお世話になる。


 それをやめるために、行動をコントロールする。思考をコントロールするのは難しい。おっくう感やゆううつ感をなくそうとしてなくせることは永久にない。でも、行動をコントロールするのは簡単だ。何も考えずにやればいい。この「何も考えずに」というのがみそだ。


 自分の気分に左右されず、「何も考えずに」行動する。ちょっと床を拭くのでもいい。ちょっと鏡を拭くのでもいい。何でもいい。とにかく、抽象的な思考に囚われずに、行動する。行動すると、脳内の状態は変わる。気が付いたら何も考えていなかったということになる。


 それに比べて、思考のコントロールは難しい。脳が「おっくうだ。ゆううつだ」と思っているのを「やる気が出て、気分がいい」に変えるなんてできない。むしろ、無理に思考を変えようとすればするほど、負のスパイラルで、どんどんマイナス思考、ぐるぐる思考に陥っていく。


 そうならないために、行動をコントロールする。行動をする。


 これは癖付けしなくてはできない。最初は難しいと思う。でも、何度も繰り返しているうちに少しずつ思考ではなく、行動をコントロールできるようになると思う。


 そもそも思考をコントロールするのは無理だから、行動をコントロールするしかないのだ。


 行動が変われば、それに合わせて脳の状態も変わる。


 脳の状態が変われば気分も変わる。


 だから、行動から入って、そこから脳がいい方向へ行くことが理想だ。


 脳がいい方向にいけば、おっくう感やゆううつ感も小さくなる。あるいは消える。


 そうなればしめたものだ。


 だから、自分の内面にばかり目を向けないで、自分の脳の状態ばかり気にしないで、まずは行動することだ。行動して初めて脳の状態が改善する。


 まずは、行動のコントロールから。


 読んでいただきありがとうございました。


  

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