私の悪い癖

 私の悪い癖が出た。そのために、頓服を飲むはめになった。


 カウンセリングで、食事がいかに大事か教わって、おっくう感にまけないで、食事だけはちゃんとしようと思った。


 そうしたら、今、お腹が空かないことは良くないことだと思って、早くお腹が空くようになりたいと思った。


 そして、焦った。一体いつになればお腹が空くのだろうと。


 昨日、カウンセラーの方が言ったように、お昼はおにぎりを作って食べた。今日もそうした。

 

 でも、まだお腹は空かない。


 いつのまにか私は「お腹が空くようになるにはどうすればいいのか」と考え始めていた。これが私の悪い癖だ。思考の癖だ。


 考えても仕方のないことは考えないとカウンセラーの方に教わったのに「どうしたらお腹が空くか」などという考えても仕方がないことを考えた。


 そうしたら「いつになったらお腹が空くのだろう」という焦りの気持ちが出てきて、不安になってきた。


 そして、先日の診察で「あとちょっと、70%くらい」と言われたことを思い出し、お腹が空かないままでは、回復できないと考え、何とかお腹が空くようになりたいと、これまた、無理なことを考えた。


 どうしようもないことを試行錯誤しているうちに、ぐるぐる思考の穴に私は落ちかけた。だから、落ちる前に頓服を飲んで、何とか落ちずにすませた。


 考えても仕方のないことを考える。これは私の思考の悪い癖だ。ここからぐるぐる思考の穴に落ちていく。そうならないためにも「どうして」と考えないことが大事だ。


 心に浮かんだマイナスの感情をありのまま受け止める。それを「どうして」と分析しない。それが、ぐるぐる思考の穴に落ちない唯一の方法だ。そのことは、これまでにも十分わかっていたはずなのに、久々に、悪い癖が出て「どうしてお腹が空かないのだろう」などと考えて、分析して、ぐるぐる思考の穴に落ちかけた。


 やはり、長年の思考の癖は簡単には治らない。こうして文章を書くことで、前よりずっと、自分の感情をコントロールできるようになったと思っていたけど、まだ、完全ではない。


 今回は焦りから不安になり、ぐるぐる思考の穴に落ちかけた。


 お腹が空かなくても、食べられるのだから、問題はない。


 いつかお腹が空く時が来るだろう。それは時間が解決してくれる問題だ。


 今、すぐ、どうにかしないといけない問題ではない。


 なのに、今すぐどうにかしようとして、焦って、不安になって、ぐるぐる思考の穴に落ちそうになった。


 私の悪い癖が出た。


 こんな風に考えている間はお腹は空かないと思う。


 精神的に落ち着いたら、お腹は空くと思う。


 そのためには、おっくう感に負けず、食事だけはきちんととることだ。


 肩の力を抜こう。


 カウンセリングで言われたこと、診察で言われたこと、どちらも、プラスの方に考えよう。


 私は70%くらいまで回復している。あとちょっとだ。


 食事はきちんととろう。食事の時は、食事だけに集中しよう。おっくう感があっても、食事のためには行動しよう。


 そろそろ、おっくう感に負けないよう、リハビリを始めよう。行動を起こそう。


 でも、無理は禁物。焦らずやっていこう。


 今日はカレーが作れた。


 おっくう感に勝った。


 悪い思考の癖が出ないように、次からは、文章を書くことで気づけるようにしよう。考えてもしかたのないことを考えていないかチェックしよう。


 今回は失敗したけど、次は失敗しないようにしよう。


 読んでいただきありがとうございました。

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