朝の気分

 「今日も1日が始まるのかあ」と起きた。重い気分で服を着替え、顔を洗い、洗濯物を干し……。そうしながら頭は「何を書こう」と考えている。

 

 その前に「今日の晩御飯はどうしようか」と考えなければいけないのだけれど、そちらは後回しで、まずは「何を書こう」と考える。


 うつな気分は自然と消えて、頭が書くことにシフトする。


 夢中になれることができたおかげで、うつな気分が消えた。将来のことを考えて、あれこれ不安になることがなくなった。人生はなるようにしかならない。ならば、今、したいことをするだけだ。


 来春から仕事を始めたら、おそらく、書く暇もなくなるだろう。自由に書ける時間がたくさんある今がチャンスだ。


 何か大作が書けるわけではないけれど、私の文章を読んでくれる人がいる限り、私は書き続ける。


 もし、今うつで、この文章を読んでくれている人がいるのなら、うつは必ず良くなる病気だと伝えたい。


 「治す」のでなく「治る」病気だ。時間が解決する病気だと言ってもいい。


 今の私の目標は、朝起き抜けの気分がもう少し良くなることだ。うつ病の朝はどうしてもおっくう感が強い。これが、もっと弱くなってくれるといいと思う。もちろん、前よりは良くなっていて、おっくう感が強いのは、起き抜けだけで、しばらくすると、収まってくる。


 それでも、目が覚めた瞬間は、おっくう感が強い。これが、もっと楽になってくれると嬉しい。


 うつでない人も、朝起き抜けから元気いっぱいという人は少ないと思うから、必ずしも、うつのせいだけではないと思うけど、寝覚めがいいと、その日1日が気分よく始まるから、できたらその方がいい。


 最初は、自分の状態を、日記のように綴ったら、少し楽になるかもくらいの気持ちから始めたこの「私のうつ病日記」だが、たくさんの方に読んでもらえて嬉しく思っている。


 おかげさまで、順調に回復している。


 読んでいただきありがとうございました。

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