うつ病あるある 無職の不安
うつ病が少し良くなってくると、独り暮らしの私は「いつから仕事できるのだろう」とすぐ焦ってしまう。就労は、うつ病の最後のゴールだ。私の場合は、病気のことはクローズで働くつもりなので、きちんと治して、十分な体制が整ってから、初めて、仕事探しに入るのが当然なのだが、悲しいかな、まだまだ地に足がついていないのに、もう仕事のことを考えている。
これも焦燥感のなせるわざなのだけれど、無職という不安はどうしても頭にまとわりつく。精神科デイケアに行って、クラフト(手芸品作り)をしているときに「こんなことしてる場合じゃないんじゃないか。こんなことしてる時間があったら仕事した方がいいんじゃないか」とつい思ってしまうことがある。
そんなことはないとわかっている。わかっているけど「仕事をして収入を得る」という目標にあまりに遠すぎる自分が不安で、脳が回復する時間を縮小して何とか早く元気になろうとやっきになってしまう自分がいる。それがまた焦燥感を生み、回復を遅らせる。これまた、負のループだ。
脳が回復するのを待つというのは、難しい。でも、本当に早く治りたいのなら、ここは「もう少し時間がかかる」と割り切って、今を受け入れる以外、方法はない。今を受け入れて「これでいい」と本当に心から思えた時、たぶんとても楽になれると思う。
読んでくださってありがとうございました。
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