第3話 見方

野花咲き 賑やかな詩が 溢れ出す

ゴミを見つけて 二歩下がりける






少年は ただいまと言い 駆け込んだ

勝手知りたる 少年の庭






蜻蛉見て 季節はなんだと 呟いた

答えて曰く ずっと夏だと







ギュッと閉め 水筒片手に どこまでも

見つけたものは 命なりけり






帰路はなく 僕の命の 尊さは

そこらに巻き散り そら沈んでく

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