第2話 日常






大丈夫 それを望めば いざしらず

負けて逃げるは 皆凡人






夕闇に ぼんやり瞬く 猫の目は

こちらを覗いて 非難する






梅雨あけて 落ちに落ちたる 水の海

揃って知らぬと 言わんばかり






傘さして はしゃぎ回るは 子供より

大人もみんな ぺちぺち遊べ






台所 透かせて見るは 当然に

掻き抱きたる 僕の弟

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