あなたは歓喜の都市のように美しく 聖なる都市のように愛らしい
創造主よ 貴方は人に 想像を与えたもう
その
交わらずして 子は増える
子は人たり 動物たり 建物たり 無機物たり
おお かの者こそは
その拳
鉄砕き 地削り 火を練り萌ゆる 若芽の御魂
貴方が愛もて創られ 愛もて維持するこの世
節々を彩るは 人に与えられた 想像主と
人の器に 組み込まれた 小さな
ああ 世界はなんと 美しい
大きなもの 小さなもの 麗しき君々
愛づる価値を 見いださずして 愛されるべき
我が魂は震える 矮小にして 偉大なる神業
我が魂は踊る その心の弾み 永遠の閑雅
我が魂さざめく 抱くその腕 まるで花びら
あれに見えるは 透き通った 石の羽衣
檜細工は 惹かれ合う 切り分けた半身よりも
油で出来た娘 立つのは 弾ける急流の水面
おめでとう おめでとう
貴方を造った 神々に誉れ歌おう
その歌を持ってして 見えぬ者にも見て貰おう
止めて下さい 止めて下さい
父よ 彼等をお止め下さい
彼等は自分が 何をしているのかわかってない
人の手の
おお 悍ましきは 紅蓮の手 塩の柱
貴方はなぜ
創造の御業真似る 御愛し子を
嘆くことすら 罪と裁く この人の世を
おお 打ち捨て 砕いて 焼き払う
我が愛を辱める 自由なる蛮族
大いなるうねりが 連綿たる 営みを廃する
彼等が尊ぶは 人の命 営みではない
彼等が尊ぶは 世の命 魂ではない
彼等が尊ぶは 生くる愛 我が愛ではない
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