第3話 奇跡
歩いていると、アスファルトの間から、タンポポが咲いて
いた。
こんなアスファルトの隙間から、絶対無理と思われてる場所から
芽をだし、花を咲かせている姿は、限界を超えた眩しさがある。
人間なんて、この何十倍もの能力と力があるのに、実際使えて
いるのは、何十分の一かもしれない。
できるかどうか考えず、ただ自分のすべきことをして、
前に進んでいる姿は、タンポポとはいえ、
とても「凛とした美しさ」があるなと思った。
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