第24話 「天使様とプール3」
今回はとてもとても短いです。普段の半分くらいです。ご了承下さい。
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八月十五日午後十二時半位のこと。天気は良い。病気になりそうな程眩しい日差しの中することもないからアニメ消化してた。
俺は懐かしい歌を聴きながらアニメを消化するという荒業ですっぽりと空いている時間を潰していた。先程も言ったが今日は八月十五日。クソ暑い。本当に熱中症になりそうだ。
まぁ、それは一旦置いといて、今日の日付が十五日という事は、当たり前だが明日は十六日というわけで⋯⋯。十六日という事は、プールに行く当日というわけで⋯⋯。いや、赤ブタのように今日という日が何回も来てくれやしませんかね⋯⋯。
そんなことを考えながらやはり俺はアニメの消化に勤しんでいた。いや、今年の夏アニメマジで最高だねッ! 原作から読んでて楽しみにしてたやつとか大好きなやつの二期とか三期とか、もう毎日が天国!
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(芝田愛海視点)
愛海は今日で何回目になるかも分からない時刻チェックをしていた。だって⋯⋯普段の暇な時は無駄に時の流れが早いのになんでこういう時に限ってこうも遅く感じるんだろ⋯⋯そう。明日は本当に本当に心の底から待ち望んだ俊くんとのプールデート! (勝手に愛海が思ってるだけかもだけど⋯⋯。)だから今から楽しみで楽しみで仕方ないの!
フッフフン♪明日は俊くんとプール♪
「愛海〜。掃除したの〜? あんた部屋ぐちゃぐちゃよ?」
「も〜。するよ〜。」
もうっ! なんで母親という生き物は自分の子供のテンションが上がっている時に水を差してくるんだろ⋯⋯。訳わかんない。
せっかく上がっていたテンションが一気にマイナスまで下がってしまったので、愛海は仕方なく掃除をすることにしまーす。
「えっと、これはここで。」
「これはいらない。」
「これいる!」
そんな感じで片付け始めて約一時間。結構かかったな⋯⋯。まぁ、そのおかげでだいぶ綺麗になりました!
「ふふ。これでいつでも俊くんとお家デート出来る!」
凄いね。愛海って自分でテンション下げて上げることができるんだ。はあ、何やってんだろ⋯⋯。なんだか虚しくなってきた⋯⋯。
さてと、明日は何着ていこっかな?
「これかな?」
「ん〜。やっぱりこれ?」
「いや、これかなぁ?」
「ん〜。どうしよう⋯⋯」
「あ⋯⋯」
やっちゃった⋯⋯。さっき片付けたばっかの部屋が服だらけでまた散らかっちゃったよ。あーあ。これじゃぁ、本末転倒だよ。なんのために片付けたのか分からないや⋯⋯。
結局二人とも明日とは全く関係のない事で悩みまくっていた。
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