眠
黒対白華
・
静かな夜に
静かな部屋で
ゆっくり息を深く吸い
静かにいつの日か聞いた子守唄を歌い始める
その唄は1本のロープが解ける様に
静かな夜に溶け広がって行く
溶け広がる唄は
とても優しく
とても美しく
そしてとても恐ろしく
とても悲しげに響いていた
眠れる草木に響く唄
眠れぬ子らに届く唄
静かにお眠り
この唄に心を委ね
静かに堕ちよ
醒めぬ眠りに
眠 黒対白華 @kiminokoe
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます