☆『怪盗の華麗な犯行』桐生文香

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(尾崎ゆうじの)

『5分読書コン短編の期待できる度を評価してみた!』


 評価シート


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作者さんへ……このたびは企画にご参加いただきありがとうございます。

読者さんへ……本ページにお越しいただきありがとうございます。

      この作品良さそう、と思ったら作者さん並びに尾崎のフォローをお願い致します。



1 作品タイトル『怪盗の華麗な犯行』

 作者名:桐生文香

 作品リンクhttps://kakuyomu.jp/works/1177354054922790776

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2 本作のキャッチコピーとあらすじ引用(抜粋)

 

(キャッチコピー引用)

美術館の所有する『大いなる罠』を頂きに参上する。


(あらすじ引用)


美術館の所有する宝石『大いなる罠』を盗みに行くと怪盗から予告状が届いた。

怪盗の犯行方法も正体も誰も知らない。


そして美術館の中を歩く怪しい人影が現れて…


「5分で読書」短編小説コンテストに応募する作品です。


(以上、引用でした)

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3 尾崎が作品を読んだ日: 


 2020年 11月 12日 



4 各項目の評価・採点(各最高15ポイント(⑦のみ10ポイント)):


(↓評価モードや事前情報)


 モードはノーマルです。5分コンテーマは「どんでん返し」ですね。



※評価モード・採点基準について知りたい方はこちら

https://kakuyomu.jp/my/works/1177354054914254604/episodes/1177354054935296760


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①[タイトルやあらすじなど……12pt/15pt]


(↓ひと言)


 タイトルはどんでん返し系の短編ミステリーという感じの匂いがしますね。目立ちそうではないけど、作品タイトルとしては良しです。


 キャッチはいかにも予告状ですね。いいと思います。


 あらすじは少し文脈に違和感がありますが、どういう内容かは伝わります。



②[掴み……13pt/15pt]


(↓ひと言)


 掴まれました。導入が端的で、挑戦的。どうやっても怪盗は捕まえられんぞ、というような意気込みを感じます。



③[文章……9pt/15pt]


(↓ひと言)


 ところどころに違和感を覚えますが、ストーリーを追おうと思えるぎりぎりのラインですね。


「文章はあんまり上手とは言いがたいけど、ストーリーは面白いよ!」と言いたくなるような、そういう好例ですね。

 


④[ストーリー……14pt/15pt]


(↓ひと言)


 非常に良いですね。ただのどんでん返しじゃないよー、という感じで、楽しませようという心意気を感じます。


 構成も良いですね。謎解き部分も長ったらしくならず、スムーズです。気になって読むことができるのは、構成の妙ですね。素晴らしい。


 私は最終の犯人は想定していましたけど。DOYA




⑤[キャラクター……10pt/15pt]


(↓ひと言)


 キャラが起っているか、というと微妙なところですが、警部の心理などは理解できるし、共感もできるので、良いかなと思います。


 誰か1人のキャラが強すぎても、この場合は邪魔ですしね。バランスがいいといえばいいのかもしれません。

 


⑥[オリジナリティ、本作特有の魅力など……12pt/15pt]


(↓ひと言)


 どうなんでしょうね。私が知るかぎりでは、ネタはオリジナルなのかなと思いますけど……。判断しづらいところ。


 こんなの今まで無かった! というほどの強さではないような気がします。面白いですけどね。


 とはいえ、このどんでん返しは魅力的。

 


⑦[コンテスト・マッチ……10pt/10pt]


(↓ひと言)


 字数もちゃんとおさえているし、テーマにマッチしていると思います。



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[おさらい]

・タイトルやあらすじなど……12pt

・掴み……13pt

・文章……9pt

・ストーリー……14pt

・キャラクター……10pt

・オリジナリティ、本作特有の魅力など……12pt

・コンテスト・マッチ……10pt



5 総合得点は──


(80)pt! 期待できる度──「もう少し?(惜しい)」


【最後にひと言】


(良かった点)

 

 ナイスエンターテイメントでした。楽しませよう、出し抜いてみせる、といった意気込みが良くて、それが文章的な違和感を超えてる感じです。素敵。



(指摘・提案・もっと良くなる?)


 リアルな部分を追及するならば、結局怪盗はどうやって今までの犯行を行ってきたのだろう……いつそれを実行したのだろう……という疑問は残りますね。


 物語としてはいいけど、実際にその現場にいたら……という疑問が解消されたらすごく強い作品になりそうです。

 


6 読者のみなさまへ:


 → リアイティはそんなに求めず、フィクションなミステリー短編小説でも受け入れられるという方は、楽しめるはずです!



 以上、最後まで目を通していただきありがとうございます!

 気になった方は、ぜひ↓のリンクからこの作品を読んでみてくださいね!

https://kakuyomu.jp/works/1177354054922790776


 では、次の作品紹介をお楽しみに! 

 


創作コーチ


尾崎ゆうじ

(note) https://note.com/ozaki_yuji


(youtube) https://www.youtube.com/channel/UCu54sC6pviWQUC1eA6dqDKg/featured?view_as=subscriber 

 ※初級者向けの『ゼロから講座』は、主にyoutubeとカクヨムにて実施しています!


https://stand.fm/channels/5f810a3bf04555115d146941 

 ※初~中級者向け。企画で語りきれなかったコメントの深掘り発信を音声で『気になるどーラジオ』


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