『花と泥』米倉 キツネ
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第4回気になるどープロジェクト 評価シート
1 作品タイトル『花と泥』
作者名:米倉 キツネ
2 作品のリンクはこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/1177354054918886358
3 尾崎が作品を最初に読んだ日:
2020年 9月 12日
4 メモ(感じたこと、作品内容など):
① 今回は作者さんより『続編を書くことを検討しているので、尾崎の評価を参考に判断したい』ということでしたので、責任を感じつつストーリーを追っていこうと思いました。
……が、結果的には大体3000字くらいまでで時間切れとなってしまいました。すみません。
いちおう、要望のこともあったので、動画外でもざっとストーリーラインだけは追いましたが、ちゃんと読めたとは言えません。今回の私の評価は、あまり続編検討の材料としては役に立たないかもしれないことを、先にお伝えします。無責任でした。
② (良かった点)
(1) 殺し屋KAIの特徴
彼のそれを精神疾患と称するのが適切かはちょっと疑問ですけど(共感覚とかに近そうだけどなぁ)、面白い特徴だなと思いました。とてもユニークです。おまけに自分の場合は顔じゃなくて手が泥まみれで…という箇所も、それっぽく描かれていてよかったと思います。
(2) 美咲の境遇と反応
当然といえば当然ですが、『あいつ』がKAIの手で殺められた際に、美咲の見せた反応とそれを裏付ける境遇の紹介がきちんとなされていて、ちゃんと伝わってきます。
③ (全体を通して気になる点・主な指摘事項)
(1) キャッチコピー
動画でも語っていますが、あらすじや本文に書いてあるような、この物語が持つ独自性などをキャッチコピーにも混ぜてあげた方がいいと感じました。
(2) 本文でつっかかってしまう
頭に思い描いているものやイメージを、うまく文章に落とし込めていないようです。
続編に関する判断基準を与えたかったのでなるべくストーリーを追おうと意識していたのですが、どうしても気になる部分があり、都度指摘してしまいました。あまりスルーしてしまうと、動画にしている意味もなくなってしまいますからね。
読者が読むことを本当の意味で意識しつつ、その思考過程だとかを想像しながら、文章を作っていくと良いと思います。
本作の場合は特に、一般人とは違う精神構造の2人が主役なので、『読者はこう思うかもしれないけど、彼・彼女はこう考えたんだよね』という視点を常に持ってフォローしながらストーリー進行をしていくことが、大事だと思います。それが『リアリティを出しながら共感させ、違和感をなくす』ということにつながるでしょう。
一朝一夕で改善できるようなことでもないですが…今回の指摘で作者さんに気づきが生まれ、成長の糧になればいいなと願っています。
(3) テーマに対して短いかも
短編といっても定義はまちまちですが、おそらく10000字弱で本作のテーマを表現し切ろうとするのは難しいんじゃないか感じました。
20000字を超えても短編と呼ばれる作品はあるのですが、本作の場合はそれでようやく最低限の読後感を、読者に与えられるんじゃないかなあという印象です。
続編に絡めていうと、本作を含めてまとまった1つの物語になるよう意識するといいんじゃないかなあと、個人的には思います。仮に続編のストーリーがちゃんと決まってないとするならばの話ですが。
では、あとは動画で失礼します。
☆もっと詳細が知りたい方は、こちらのyoutube動画をご覧ください。
口下手の尾崎ゆうじが一生懸命細かく解説しています。(だらだらしてるので倍速再生推奨!)
動画のリンク↓
https://youtu.be/suu52fkEXEc
では、採点に移ります!
5 この作品の『 続きが気になる度 』は……
…
……
…………
【20%】です!
いち読者としては、この短編全文を読みたいとは思いませんでした。
物語に魅力があるかどうかは、測りかねます。主人公には特徴がありますし、その部分に関しては良いと思うのですが……技術的な面がその足を引っ張っている印象でした。いちいち引っかかってしまうので、物語に入り込むことができないというわけでした。
6 読者のみなさまへ:
→ うーん、あんまりおすすめしません。殺し屋ものが好きな人で、長編じゃなきゃ読めるなーという方は、少しお付き合いいただければ。
以上、最後まで目を通していただきありがとうございます!
気になった方は、ぜひ↓のリンクからこの作品を読んでみてくださいね!
https://kakuyomu.jp/works/1177354054918886358
では、次の作品紹介をお楽しみに!
尾崎ゆうじでした!
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