☆『99人の勇者と平民の俺』ナタナシ
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第4回気になるどープロジェクト 評価シート
1 作品タイトル『99人の勇者と平民の俺』
作者名:ナタナシ
2 作品のリンクはこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/1177354054915979642
3 尾崎が作品を最初に読んだ日:
2020年 9月 11日
4 メモ(感じたこと、作品内容など):
① 今回も特に作者さんからの要望はなかったので、いつもどおりやってます。
掴み3要素と第1話までぜんぶ読みました。「これは異世界転移じゃなくて転生の部類では?」と思ったので、ここでは『異世界転生』として扱います。
どうしてもこれは転移でなくてはならないという独自の定義があるのであれば、お知らせください。場合によっては注記します。
② (良かった点)
(1) タイトルとキャッチがわかりやすい
こういう作品です、という感じのわかりやすく、キャッチーなタイトルだなと思いました。なんとなくこの2つだけで異世界転生ものだということはイメージできますし、そのうえで類似品の存在する可能性は頭の隅に浮かんだのですけど、あまり詳しくはないので、ここでは置いておきます。
(2)本文サクサク
主人公の1人称で進む物語ですが、とてもサクサクしていて好印象です。これぞ異世界転生ものの最大の武器ですよねー。ファンタジーの世界をさらっと見せられるのは、先人の築いた土台が浸透しているのが前提ですが、それをきちんと利用しているところが素晴らしい。
若干、夏休みからの自宅→エアコン→本棚→ラノベ→地震→みたいな流れはそこまで逐一紹介する必要ないのでは…と思ったのですが、そんなにめちゃくちゃ邪魔かといえばそうでもないなというくらいにサクサクしているのが驚きですね。
(3)第1話冒頭
ここでも現代の異世界転生の土台をきちんと意識してますね。ちょうどいい感じの出だしです。素晴らしい。
(4)主人公のキャラクター
変なキャラじゃなくて、純粋に「異世界わくわくイエーイ!」みたいな感じで好感が持てます。
③ (全体を通して気になる点・主な指摘事項)
(1)あらすじ
必要最低限な要素はおさえているように感じますが、企画外の読者に第1話を読ませようとするには、ちょっと足りないかなと思いました。(あとは動画で)
(2)文章的なお話
ところどころで違和感のある描写だったり、キャラがぶれてしまうような印象を受ける部分が見られたので、動画で指摘してます。
(3)目指すところは?
安定の異世界転生ですし、ある程度の結果が出ればそれでいいというなら別に構いません。
ですが一つおせっかいで指摘するのならば…。
多くの異世界転生ものが混在している中で、『底辺のレベルで転生しちゃった主人公が異世界を生き抜けるか』というだけだと、ちょっと物語の指針が弱いかなと思います。
雰囲気としては「異世界を満喫するぞ」、というタイプの主人公ですので、あらすじなどでもその辺を書いてあげるといいかなー、というのと、
異世界転生を存分に楽しみたかったのに、こんなんじゃ無理じゃね?
というところから奮起していく物語だと伝われば、いっそう「読んでみるか」という決断に繋がると思います。
併せて現状でもかなり良いとは思いますが、「じゃあどのあたりがとりあえずのゴールなのか」という点で、何か象徴となるものが本文で明記されてると、読者側も「そうしたらまあ、そこが達成されるあたりまでは付き合ってみるか」というような目星がつくので、細かいことですが、ひとつのテクニックとして参考にしてみるといかがでしょうか。(私は現状活用できてません。最近学んだテクニックです)
もしこれで結局ただの「チートで下克上」だったら、あんまり興味ないなあ。
とりあえず以上です!
☆もっと詳細が知りたい方は、こちらのyoutube動画をご覧ください。
口下手の尾崎ゆうじが一生懸命細かく解説しています。(だらだらしてるので倍速再生推奨!)
動画のリンク↓
https://youtu.be/cC-QdDtcDJE
では、採点に移ります!
5 この作品の『 続きが気になる度 』は……
…
……
…………
【60%】です!
けっこう悩みました。個人的には異世界転生ものはそこまで…というタイプですが、そこそこのクオリティではあるので、気になるほうに寄せました。
何より読みやすさは正義だなと思いますね。作者さん方が読めば、何か学びに繋がると思いますよ。「なんだ、よくある俗物の異世界転生ものか…」なんて舐めてると、自分の成長機会を逃しますよー。
6 読者のみなさまへ:
→ 異世界転生がなんだかんだで好き、という方は、ぜひ一読どうぞ。他とは全然違う、という展開になるかどうかはわかりませんが、もしかしたら癖になっちゃう可能性もあるかもしれないし、ないかもしれないし。
以上、最後まで目を通していただきありがとうございます!
気になった方は、ぜひ↓のリンクからこの作品を読んでみてくださいね!
https://kakuyomu.jp/works/1177354054915979642
では、次の作品紹介をお楽しみに!
尾崎ゆうじでした!
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