『恩恵の使い方』総督琉

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 第4回気になるどープロジェクト 評価シート



1 作品タイトル『恩恵の使い方』

作者名:総督琉


2 作品のリンクはこちら↓

 

https://kakuyomu.jp/works/1177354054918120986


3 尾崎が作品を最初に読んだ日: 


 2020年 9月 10日 


4 メモ(感じたこと、作品内容など):


① 今回は特に要望がなかったので、いつもの感じです。


 トップページを読んで、1話目を読み、2話目の途中で時間切れでした。もっと2話目について言いたいこととかあったのですが、そのあたりは評価シートで軽く触れていこうかと思います。 



② (良かった点)


(1) タイトル


 『恩恵』って何だろう、その使い方かあ……みたいな、わりと惹かれるタイトルかなあと思いました。


   

(2)舞台


 1、2話目を読む限りでは舞台紹介はお預けだったのでわからないのですが、海上の島と島を橋でつなぎ、そこで暮らす世界というのは、なかなか魅力的な舞台だなと思いました。  



(3)挑戦する心意気


 やりたいことは伝わってきました。


 とにかくがむしゃらに行動する、というタイプの作者さんなのかなあと感じました。行動し、壁にぶつかって、負けずに軌道修正して、行動して…というサイクルを踏めれば、そしてそれが早ければ早いほど、人はどんどん成長していくもの。見習いたいところです。

  


③ (全体を通して気になる点・主な指摘事項)


(1)全体的にかっこわるい


 動画でたくさん語っていますので割愛します。


 ただ、環境アセスメントの説明が特になかったので、動画撮影のあとで辞書をひいたのですが、assessmentは『査定』や『審査による評価』などを主に指す言葉なんですね。環境的な話だと、開発における地球環境への影響を査定したりする時に用いるようでした。


 そういう意味では、広義では間違ってないと思うけれど、微妙な気がします。外部からの侵略者(なのかな? それとももともとは人間?)である魔人を退治することに対して指す言葉として、ふさわしいかなあ…という印象でした。


 広義では、魔人という生物の発生さえも大自然の営みと言えそうですが、彼らはなぜ生まれたのか…その理由がわからないにしても、『わからない』ということをきちんとフォローしてほしいです。



(2)掴み3要素


 タイトルはまあそこそこいいかなと思ったのですが、『そのタイトルの下で何をするの』が重要なわけですよね。


 3要素について感じたことは動画でも時間を割いており、「ちぐはぐな印象を受ける」と話したのですが、本文を読んだらそのまんまちぐはぐだったので、無理もないなと思いました。


 すみませんが、動画はきっちり30分時間をかけて読みましたが、いち読者としては、あらすじまで読んだらそれでいいかなあと思いました。



(3)伸びしろでいっぱい


 作者さん自身が小説を書き始めてどれくらいなのかはわかりませんが、これからは読者に読んでもらうため、理解してもらうために必要なことは何だろうかと、今より一層考えながら書くことをお勧めします。


 たぶんやっているとは思いますが、ちゃんと自分の作品を客観的に読み直し、アセスメントしてみてほしいです。


 どうして小説を書いているのか。どうして創作をしているのか。


 企画に対する信用もありますし、参加された以上は正直にお伝えするのが私の役目だと思っていますが、現状では、作者さんは自分のエゴに従って自分のためだけに小説を書いている状態に感じます。いわゆるG行為ですね。


 一人で満足するのが目的ならばそれで全然問題ないと思いますが……ネットに投稿し、こうして企画に参加している以上、それを「読者に読んでもらえたらいいな」と考えて行動しているはずです。だとすれば、今度はベクトルを読者の視点、読者の頭の中に向けていく必要があるかなと私は思います。


 特に2話目はその傾向が強いです。読者に説明しつつ世界観を魅力的に紹介しよう、というような視点がかなり足りないかなあと感じました。


 私が小学生のころに描いていた漫画と同じでした。絵はもちろん下手だし、遊戯王っぽくカードバトルを描こうとしたもののモンスターや魔法やトラップカードの名前が全然思いつかないし、唐突にバトルが始まってこれといった舞台やキャラの紹介もないし……そういう状態です。


 もっともっといろんなことを学んでほしいなあと、私は感じました。

 


☆もっと詳細が知りたい方は、こちらのyoutube動画をご覧ください。

 口下手の尾崎ゆうじが一生懸命細かく解説しています。(だらだらしてるので倍速再生推奨!)

 

 動画のリンク↓  

 

 https://youtu.be/ulsEYvgJbps


 では、採点に移ります!



5 この作品の『 続きが気になる度 』は……

 

 …


 ……


 …………


 【5%】です!


 大いなるおせっかいですが──どうして小説を書いているのか、どうしてこの作品を書きたかったのか、深く自分の心に聞いてみることをお勧めします。


 今回の企画により、作者さんは、現在書いている作品が『読者に読ませることを考えていない』ものであると知りました(個人の意見ですけどね)。


 それ自体は、良いことでも悪いことでもない。事実として『そういう感想を抱いた人間が1人いる』ということがわかっただけです。


 問題は、そのあとどうするか、でしょう。結局は受け取る側の人間がどう捉えるか、その情報をどう活かすかがすべてなので、ここから先は、作者さん次第だと思います。



6 読者のみなさまへ:


 → うーん。おすすめはできないです。



 以上、最後まで目を通していただきありがとうございます!

 気になった方は、ぜひ↓のリンクからこの作品を読んでみてくださいね!


https://kakuyomu.jp/works/1177354054918120986


 では、次の作品紹介をお楽しみに!


 尾崎ゆうじでした!

 

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