什撥 神印王座(2022年4月〜)
テンセントで配信中の3Ⅾアニメ。YouTubeに英語字幕有
舞台は聖魔大陸という架空の世界。6千年以上の長きにわたって、人類は存亡をかけた戦いを魔族と繰り広げて来た。
激しい戦闘の中、神印騎士龍星宇(ロン・シンユー)は魔神皇に敗北を喫するが、何故か魔神皇は立ち去ってしまう。ほぼ時を同じくして星宇の妻も忽然と姿を消した。
それから十年が経った。とある町(村?)に母と二人で暮らす皓晨(ハオチェン)という少年がいた。彼は騎士を目指しており、毎日養成所(?)に通い、剣の修練に励んでいた。その帰り道、彼は魔物に追われる少女采児(ツァイアー)と遭遇し、彼女を守ろうと奮闘する。この時、皓晨は知る由もなかったが、采児は過酷な運命を背負っていた。そして、皓晨の運命もまた動き出す。
タイトルの神印王座は騎士の最高位である神印騎士が召喚できる王座(階段付)
黄金の騎兵隊を動かし、これまた黄金の鎧や剣(聖闘士星矢のゴールドクロスみたいな感じ)を装着できる。BGM付きで特撮を見ているようだ。
ちなみに、この神印王座が召喚されたのは現在のところ、2回だけである。主人公は神印騎士を目指している。
闘羅大陸と同じ原作者による王道もの。主人公が師匠や、ライバルや一癖も二癖もあるチームメイト、様々な人物や試練と出会って成長する物語。
相変わらず、主人公の住む町は中世かと思ったら中心部の都市は巨大エレベーターがあったり、電子マネー使ってたり、飛行船が出てきたりして、世界観が滅茶苦茶だったりする(でも、それが楽しい)チームの選抜大会対戦バトルや魔物との戦闘など少年漫画要素が盛り込まれている。バトルシーンが熱い。
武器の装着シーンが特撮っぽいので、そういうのが好きの人にもお薦め。皓晨の両親、師匠、六大連合の重鎮たち、大人側の存在にもある程度、厚みを持たせているところにも好感が持てる。
しかし、主人公とヒロインの仲があまりに公認的なのが意外。普通誰か反対するのじゃないのか?
2023年6月18日
動漫散歩 たおり @taolizi9
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