作者のぼやき

この話を書いたのは、私が18歳の頃で約10年前になります。

あと2話で完結。

ラストシーンへの流れも含めて、かなりお気に入りの作品だったのですが…


なんとこの続きだけデータが消えてしまって、ありません。


当時、私はオリジナルのHPを作って自作の小説を公開してました。長くて読みづらいメイン作品とは別に宣伝用で読みやすいラブコメを書こうと思ったのが、この話を書いたきっかけでした。


結局、メインの小説は長くなりすぎて完結できず。

HPも閉鎖してしまいましたが、当時は夢中になってキーボードを叩いていた記憶があります。


当たり前ですが、文字は残る。

10年後に、10代の自分が書いた話を読むというのはなかなか新鮮で、当時の自分の気持ちや嗜好を身近に感じるような興味深さがありました。


他の話は読み直すと、今の自分の好みとは違う、と思うものがあります。


ただこの話に関しては、読んでいて楽しいと純粋に感じるものがありました。

榎本というキャラクターの性格は、歳を重ねた自分にとってある意味、理想の男性像なのだと思います。

ヒロインも、無理なくどこか自分に似ているものがあり、思い入れがあるのかもしれません。


ラストへの流れは、ぼんやりと覚えているのですが、続きを文字におこすかどうかは悩むものですね。

今書いても、あのときのようなものは書けないだろうな、という惜しさがあります。

どうして、最後だけ消えてしまったのか。


こういうものは何でも残しておくのが吉なのでしょうね。文字というのは、例え誰にも読まれなくても。


10年後、20年後に読み直す面白さを自分のために綴っておくのも良いかもしれない、と改めて思うものがありました。

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小屋に住む男 ゆうき @moto1818

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