寝る場所
「琴音」
「なんですか先輩♡」
「その〜少し離れてくれない?」
「いやで〜す♡」
離れてくれないと俺の精神が.....琴音は気づいてるのかどうかわかんないが.....いや、わざとだな。さっきから琴音のアレが腕に当たってるんだが.....健全な男子高校生には琴音のソレは殺傷能力が高すぎる!今すぐ何とかしないとな
「よ〜しそろそろ寝るか〜」
無理やり琴音を腕から引き離し、布団を敷き始める。
「そんなに強引に♡」
琴音め、わざと言ってるだろ!
「おい!誤解を招くようなことを言うな!ご近所さんに聞こえたらどうするんだよ!」
「私と先輩はいずれそういう関係になるんですからいいじゃないですか!」
え?何それそんな事俺知らされてないんだけど.....
「はぁ、そんな事いいから琴音も手伝え」
「は〜い」
布団をリビングに敷き終わったし今日は色々あって疲れたし寝よ。
「じゃあ俺は自分の部屋で寝るからなんかあったら言ってくれ」
俺は自分の部屋に戻って寝るために部屋の扉を開けると方を琴音に掴まれて部屋に入るのを止めてくる。なんかすごい嫌な予感がする。
「なんだよ」
「先輩!一緒に寝ましょ!」
「一緒のベットで♡」
と耳元で囁いてくる。
まぁこれが冗談とわかってるから動揺することは無い。もうこの手の言葉は何回も聞いている。
「リビングに布団敷いてあるだろ」
「あ〜今日の事で傷ついたな〜」
くっ、そう言われると何も言い返せない。あれ?でも
「さっき泊まることで許すって言っただろ!」
「一緒の部屋って意味もあるんですよ!」
え、何それそんな意味あるのか、でも今日は琴音の言うことを聞くって決めたし、しょうがない
「絶対に何もするなよ」
「フリですか?」
「フリじゃねぇよ!」
なんか心配になってきた。でももう了承したしさすがの琴音も何もしないだろ。
リビングにあった布団を俺の部屋に敷き直し終わったしそろそろホントに眠いし、限界だ。
「琴音がベット使っていいぞ」
流石に女子をしかも学校のアイドル的存在の琴音を敷布団で寝かせたら色々なんか、ね.....
「いや私は敷布団でいいですよ!先輩のベットだと寝られそうにないので!」
なんか普通にやばい事言ってることに気づいてないのか?もう俺は琴音がこういう事言っても動じないスキルを手に入れてしまった.....
「·····まぁそういう事なら別にいいんだが」
俺はベットで琴音は敷布団に掛け布団と言ったいかにも来客用と言った1式だ。
「電気消すぞ」
「はい!」
はぁ、今日は疲れたしぐっすり眠れそうだな。目をつぶって意識が薄れてきたとこで琴音が
「先輩好きです、付き合ってください」
となんの脈絡もなく1番スタンダードな告白をしてきた。
「なんだよ急に」
「いや〜高校入ってから先輩に告白してなかったし高校生になったからいけるかな〜と」
「なんだよそれ」
「私高校入って一日目でもう告白されたんですよ!?その後も何度か告白されてますし」
「それはもう聞いたよ」
「そんな美少女に告白されてるのになんですかその反応!」
「いや〜そう言われても」
眠過ぎて、急すぎる。という感想しか出てこない。しかもさりげなく自分の事美少女とか言ってるし。まぁ別に間違ってはないんだけど、自分で言っちゃダメじゃない?
「私は先輩と付き合いたいんです!どうして本気にしてくれないんですか!」
はぁ、しょうがない今まで隠してその質問を紛らわしてきたがそろそろホントの事を言うか。この話をすれば琴音もわかってくれるだろ
「これは昔の話なんだが」
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