そのやり取りの相手って...
結局あの後、帰れと言っても帰らずグダグダしたまま琴音は6時過ぎまで家に居たが無理やり家に帰らせた。そして俺は明日の作戦会議を大智とするためにRINEを開いた。あれ?大智アイコン変えたのか?前のアイコンと変わっていた。気分転換だろうか?まぁ今はそんな事どうでもいい。俺は明日の作戦の事を打ち込んでいった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
私は自分の家に戻って自分のベットに腰をかけた
私は先輩が考えてる事がだいたい予想が着く。きっと前会った大智さん?って言う人と私を繋げようとしているに違いない!確かにあの人は女の子にモテてもおかしくない見た目をしていた。世間一般で言うイケメンと言う部類に入る人なんだろうけど私にとっては先輩よりかっこいい人なんて居ません!なので当然先輩以外とお付き合いするなんてこと天地がひっくり返ってもありません!そのくらい先輩を好きなんです!明日のお出掛けは、きっと私と大智さんを繋げるための作戦のはず、その作戦についてきっと先輩は、大智さんに必ず連絡をする。それを事前に知る方法それはなりすまし!私はRINEの名前を少しの間だけ大智にした。アイコンはわからなかったので適当に、先輩だったらそんな気にしないでしょう!少ししてから.....
『大智明日の事なんだが』
先輩から連絡が来た。
「計画通り!」
私は決して私だとバレないように先輩に合わせるように返信をした。
『なんか決まったか?』
『場所は遊園地と言う事しか決まってない』
『あと明日俺がどうにかして離脱して大智と琴音を2人きりにするから頑張れよ』
やっぱり先輩は大智さんと私を繋げようとしてる。先輩だって私が先輩以外に興味ないって知ってるのにどうして.....どう返信したらいいんだろう
『あ、あぁありがとう』
私は迷った末にそう送った。作戦も知った事だし対策を考えないとな〜まぁそれは明日でいっか。
はぁ〜例えどんな理由があろうと先輩とお出掛けできるの嬉しいな〜♡私は自分の顔がニヤけてるのが自分でもわかった。
でもしょうがないよね!?だって好きな人とお出掛けだよ!まぁ2人きりじゃないけど.....でもどうしてこんな事してまで私と大智さんを繋げようとしてるんだろう。·····もしかして私は嫌がられてる...そうだったらヤダな。まぁその可能性は低いと思うけど、だって嫌いな人を家の中に入れないよね!·····あれ?そう言えば先輩から私を家に呼んでくれたことなくない?心配になってきた。私はRINEの名前とアイコンを元に戻し先輩に電話した。
「なんだよ琴音」
先輩は、2コール目で出た。
「先輩って私の事.....嫌いですか?」
私は震えた声になってしまった。私だってこんな事聞くのは怖い。だけど気になってしょうがない。
「え?急に何言ってんの?別に嫌いじゃないけど、あ、違うぞ!告白とかじゃないからな!」
良かったー!嫌われてなかった!もう先輩に嫌われてたらどうしようかと.....
「そ、そうですよね!えへへっ私は大好きですよ先輩♡」
「よ、ようがないならもう切るぞ!じゃあな」
恥ずかしそうにそう言って先輩は、電話を切った
先輩照れてたな〜♡これって私の事を意識してくれてるって証拠だよね!これは先輩が私に落ちるのも時間の問題ですね!私は枕に顔を埋め足をパタパタとさせた。はぁ〜やっぱ先輩が私のエネルギーの源です!去年は先輩に会うことがなかったので高校で思う存分先輩にアプローチして絶対に恋人に!私は、はねる気持ちを抑えて静かに電気を消した。
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