第11話 狂戦士シリーズ(菊地秀行 光文社)

 全てが荒廃した日本は新宿に『俺』こと醍醐は住んでいる。

 職業は厄介事引受人トラブルシューター

 そんな「俺」には警察などでは解決できない厄介な事件が舞い込む。

 肉切り包丁とチェーンソー、気休め程度に拳銃を持って事に当たるがすぐ殺される。

 でも、すぐ甦る。

『死なずの醍醐』

 それが彼のあだ名。


 エロとバイオレンスの世界観ながら、語り手である『俺』こと醍醐のドライな口調で後味すっきり。

 中年の見た目、ずんぐりむっくりの体形(身長百六十センチ)……

 ただ、不死身と言うことだけが取り柄。

 作戦は「色々頑張ろう」

 

 とにかく、醍醐がカッコよくて、可愛い。

 


 追記・『朝八時半に私はオープンサンドイッチを作った(https://kakuyomu.jp/works/1177354054890883636/episodes/1177354054890884646)』でも登場した作品。

 エロとバイオレンスが好きならお薦め。


 追記2・平野平秋水の中身の参考にしたのが彼・醍醐。(今は大分発酵しているけど)

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