第5話 眠狂四郎 無頼控(柴田錬三郎 新潮社)
江戸時代末期。
文化も政治も荒廃した時代。
そこに現れたのは自らを「眠狂四郎」と名乗る無頼の男だった。
平然と女を犯し、容赦なく敵を殺す。
では、完璧無欠の男かと言えば違う。
後年作品(そして、このシリーズの最初に紹介した)『御家人斬九郎』のようなコミカルさはほぼないが、徐々に人間味を帯びていくのが分かる。
そして、最後(全六巻なのだが話は五巻でいったん終わっている)に長い旅路の果てに「あー、これ、純愛物語だったんだ」と思わせる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます