第2話 剣客商売シリーズ(池波正太郎 新潮文庫)

 江戸時代中期、田沼意次政権華やかし時代。

 そこに小柄だけど強い老人「秋山小兵衛」が若い妻とのんびり、暮らし、そこに息子が修行から帰っていたことから物語は始まる。

 とにかく、面白い。

 何度かドラマ化されている。


 江戸の最強の厄介事引受人トラブルシューターにして、秋山家の厄介事製造人トラブルメーカーのお爺さんは悟っているわけではなく、怒ったり泣いたりニヒルになったり悩んだり……

 どんどん人の縁で色々な事件に巻き込まれつつ見事に解決する(しないものもある)。

 作者のメッセージも色濃く、しかし、お付がましくない。

 

 

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