私の好きな文庫
隅田 天美
第1話 御家人 斬九郎(柴田錬三郎 新潮文庫)
江戸時代末期。
父親から「最後の残り物」という意味で「残九郎」と名付けられた松平残九郎。
何の因果かその残り物が大食漢でプライドの高い母親と暮らす羽目になった。
お金が足りないので裏家業として表沙汰にできない介錯役をしている。
飲む打つ買うの三拍子揃っているが腕も頭脳もずば抜けている。
実写ドラマにもなった時代劇エンターテイメント。
私を時代劇小説にハマらせた名作。
今読んでも全然古臭くない。
初めて読んだ高校生だった自分は左半身がぞくりっと鳥肌が立った。
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