誰かの上に立つ。

ゆくゆくはどの組織に属していても上の立場になるけれども、私は人生で幾度もこの人は上司にしたくないなという人がいた。私の人間性の問題もあるのだけれど、昔は確かに尖っていたのは間違いない。もちろん数人は上司としては最高の方もいたのでそれについて少々記述できればと思う。できない上司の特徴は感情の波がある人だろうと思う。仕事において全く感情のない人は上司に向いている。何の関心もない人っていう意味ではないので要注意。正確には私情をはさまない上司というべきだろうか。あと、愚痴を言うのも良くない。本人に直接文句を言う人は正直でいいことが多い。陰でグチグチ言っているような、報告しなくていいようなことを報告する上司も注意した方がいい。ペラペラしゃべる人も共通して仕事ができない。仕事をしないからペラペラ喋れるんだろうと私は思っている。私は営業時代の上司ほどいい上司には多分今後も恵まれないんだろうと思っている。部下がやるような泥臭い仕事もしていたし、所長としての仕事もこなしていた。だからこちらも口出しできないし、上司に愚痴なんていうのはなかった。辞めた理由は簡単で、そんな上司どころじゃなく会社が怪しかった。これでどうやって耐えていくのだろうか。と考えたものだ。数年後には潰れるんじゃないだろうかというピリピリした危機感があった。実際自分のいた部署は縮小気味にあるらしい。昔はそれ一本だったのだからやはり厳しかったのだろう。意外と会社ってのはうまく方向転換をするので耐えられるらしい。時代時代に合わせた企業の在り方があるから、やっていることもどんどん変わっていく。それが良い方向だろうと悪い方向だろうといろいろあるのだけれどとにかく会社は日々変わっていく。最初から横浜勤務だったらもしかしたら私も会社を辞めてなかったのかもしれない。上司にしてはいけない一番はやはり頓珍漢なことをいう人だろうと思う。何を言ってるんだろうこの人は。と思い始めたら黄色信号だと思っていい。その前に自分を洗脳していい上司と思う必要がある。自分で自分の意見を持つと社会というのはたちまち崩れてしまう。何かを考える仕事ってのはどんな仕事でも一緒だろうとお思いだろう。実際はなんにも考えない社員こそ皆が見目指すべき社員で、週の半分以上も働いていることに違和感を感じたらもう赤信号は近い。何のために生きているのだろうと思うと、お金のために。というお金に振り回されている感じがたまらなく私は嫌いで、お金なんて副産物だと思っているから、自分のスキルのために働いているのだろうと感じるのが一番大切だろうと思う。研究職についているのも裁量労働制というところも大きいが一番はやはり自分を高める伸びしろが無限大なところだろう。学問というのは終わりがない。だからこそ面白い。学生諸君は勉学をないがしろにして遊んでいるだろう。私も学部の頃はそうだった。しかし、修士、博士と進んでいく毎に遊んでいる時間=研究している時間になってくる。勉学がこの上なく楽しいのである。それにお金がついてきたら最高だろう。それを考えて研究活動を行っている。教授は上司じゃなくて対等な研究者だから変にしたから出なくていいし、言いたい放題言ってもどのみちどうにかなるので若いうちは大学教授を相手にとにかく騒いでみたらいいと思う。それで得るものはきっと大きいし、将来自分が上に立つときに役立つだろう。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る