勝つというのはどういうことか

一体何にどうすれば勝ちなのだろうか、勉学が他人より良ければ勝ちなのだろうか、それとも力比べで他人より強ければ勝ちなのだろうか。人生勝ち組なんていう言葉があるけれど、あれはお金を多く得ることを評価軸にしていて、精神的な幸福感なんかをないがしろにしているように思える。どう定義することが勝ちなのかわからないが例えば他人の評価軸で言うのであれば私は負け組なのかもしれない。力では負けるし、学力でもほぼ負けだろう。これに加えて稼ぎもないから負けだろう。だが私は負けていると感じたことはここ最近は全くない。自分がしたいことができているし、それに加えて金銭は得られないがこれはというものにはこだわりを持って接している。だから別に負けていようがあまり関係ない。昔は他人と比べて負けているという劣等感を感じていて、抜け出せなくなっていたけれど、今思えばあの時間を返してほしい。自分にできることを最大限やること。これが幸せなのである。勝とか負けるとかではなく幸せなのである。他人と比べることで幸福が得られるのであれば勝ち負け論を論じてもいいのかもいいのかもしれないが、必ずしもその人の厚みを作ることではなくて真似事で勝ったという自覚をすべきだろうと思う。勝ち負けなんて所詮その程度だ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る