就職というもの
試験について書いたので、就職についても書いてみようかと思う。
就職っていうのは日本においては終身雇用がベースになっているから、就職活動にはかなり慎重だし、会社に入ったら社畜にならなければならないというのが一般的な意見だろうと思う。それは間違っていて、それぞれのライフステージにあった仕事があるんだろうと思う。そりゃもちろん終身でいれるならそれに越したことないが、例えば某有名IT企業に新卒で雇ってもらっても10年くらいは自分の居場所はないし何がやりたいか彷徨うことになるだろう。だったら中小ITベンチャーに勤めて自分のスキルアップと会社に必要とされる人材を目指すのがいいのではないかと思う。転職ってのは世の中ではマイナスにとらえられるので日本ではメジャーではないが。私は身の丈に合わない企業に行ってしまって苦労した。自分のスキルよりはるかにランクを下げて就職活動をしたので、自分が必要とされているのはわかったけど単純作業の繰り返しで私の肌には合わないなとつくづく感じていた。1社目はそれでもやりがいを感じたし、自分じゃなきゃできないことをやってきたし、会社にそれなりに貢献もしたから数か月しかいなかったけど億単位で収益を出した。2社目は私に本当に合わなくて毎日写真しかとってなくてもっと積算業務とか、金銭の管理業務を行いたかったので全く会社の求める人材と私が合わなかった。そのうえ自分がどれだけの利益をもたらしているのかがわからなかったから給料泥棒のような気もしたし、給料はそこそこもらっていたけれどそんな給料では見合わないとさえ思っていた。時間というのは等しく有限なので無駄に過ごしている時間はない。なので私はそんな自分に無益な時間を過ごしたくなかったので2年ほどで辞めた。毎回新卒で雇ってもらっているので新人研修をしっかり受けるのだけれどこれがまた難ありで、どこの会社も社畜に育て上げようとする。自分の会社がどんなに素晴らしいかを考えるように言われる。実際大した会社じゃないので研修を受け流していたけれど、2社目はそれでも大きい会社だったので辞めるのに躊躇した。これ以上の給与をくれる会社はないだろうし、スキルアップはできないけれどいろいろな場所を回れる。とはいえ結局2年間みっちり工期分同じ現場にいたので意味がなかったのだけれど。実家と現場ってのは近ければ近いほど辞めやすい気がする。なので北海道の現場に行きたいと心底思った。休日は温泉に行き、仕事は雪の中みっちりやる。そんなのが理想だったけれど実際は茨城の現場で実家まで2時間。土日に行くところもなくて、実家に帰って羽を伸ばしていた。先輩方はパチンコに足蹴く通ってたけれど私はギャンブルに興味が一切ないので車でどこか行くことを余儀なくされる。春日部にはよくお世話になった。ドン・キホーテがあってそこにライターを身にいったり時計を見に行ったりしていた。それでも現場に耐えられなかったのは体罰が横行していたところだろうか。今私は研究分野で切磋琢磨しているけれどこれはこれでやりがいがあるが周りの人間は実務経験がないので扱いに困る。学校ってのは職業訓練校だと思って社畜になるための準備期間と思うのがいい。実務をこなせるようになればしょっぱなから独立なんていうことも考えられる。
結局就職なんていうのは会社に労働力を与える対価としてお金をもらう作業にしか過ぎないので就職なんてしなくても自分で仕事を生み出せる人は生み出した方がいい。雇われるより雇った方が気分もいいだろう。
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