第二章

第二章 登場人物




□リヒト□

妖精人族。

香色の髪の毛に薄紫色の瞳の男性。

ひょろっとしており、薬を作ることで生計を立てている。

国の名前に冠された妖精族のアレスティアの実の息子。

魔力はまったく受け継がずに生まれたが、妖精族の長寿な点が遺伝している。


□シキ□

竜人族。

黒髪に琥珀色の瞳。

赤子の頃にエトルーク村の祖父母の元に預けられた。

祖父母が他界して天涯孤独の身になったが、縁あってリヒトと共に暮らしている。

魔力が多量にあり、一時領都ユーハイトにて体術や魔法の鍛錬をしていた。




《冒険者パーティー「フラルゴ」のメンバー》

□バルロ□

人族の男。パーティーのリーダー。戦士。片手剣と大きな盾を持つ。筋肉隆々で脳筋に見せ掛けて色々と配慮のある男。


□サンドラ□

兎人族の女。剣士。すらっと身長が高く、細身の剣で果敢に戦う。馬を操るのも得意。

大陸の西の生まれで辛いものが好き。


□ニゼル□

人族の男。僧侶。修道院での修行に嫌気がさして逃亡した後、とある街でバルロに回復役としてスカウトされる。小柄で細身な見た目だが一番食事量が多い。


□モーガン□

小人族の男。弓使い。もじゃもじゃの白い髭を蓄えており、ヤッヒから時折「じーちゃん」と呼ばれている。馬車を引く時はだいたい御者役。風を読んで天気の移り変わりに敏感。


□アガルタ□

蛇人族の女。魔道士。妖艶な雰囲気があり、過去の男性関係については柔和な笑みで誤魔化している。火魔法が得意で、怒らせると「火傷したいの?」と言ってくる。


□ヤッヒ□

人族の男。斥候。平素は人懐こい笑みと口調でニコニコ笑っている。以前は某国のスパイをしていたが亡命し、大陸に移り住んだ際にバルロと出会いパーティー入りした。




□ツキヒコ□

恐らく人族の男。ヤツヒサの師匠であり同郷。占術と体術の達人。王の密命で動いている。


□ヤム□

人族の女。エトルーク村でシキが暮らしていた頃の隣人。夫の名前はハッサン。


□ハクジ、イシュカ□

人族の老夫婦。シキの祖父母。エトルーク村で暮らしていたが、老衰によりそれぞれ死去。


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