用語解説【Ⅰ型〜Ⅲ型】

【Ⅰ型について】

 容姿……人型、獣型、混合型。発動中に実体を失くすものもあり

 能力……外見の変化の有無、能力の細分化による

 ① 身体的変身のみ(例:人からライオン)

 ② 身体的変身および超能力発動(例:人からライオン、炎を咆哮する)

 ③ 身体形状変化(例:人から水、または人から植物)

 ④ 身体形状変化および超能力発動(例:人から水、物質的水を意図して操る。植物の場合でも同様)


 ⑤ 身体の変身なし、超能力発動(例:炎、風、水etc物質を操る。また非物質を操る。治癒、再生を操る。先天的な念力やテレパス)

 ⑥ 身体の能力特化(例:耳・鼻・舌の能力が特化)


 魔眼……眼球が特殊な超能力をもつ。当人から摘出しても能力は失われないとされている。極めて希少で、取引の品として狙う者も多い。



【Ⅱ型】

 術師の家系……西洋魔術・東洋魔術・和術・占星術etc種類は多様。

 ジバと併せ魔術刻印をもつ者。より長く代々継承されている家系が権威となり、家の結びつき、血筋によるジバの遺伝子操作の歴史が根深い。

 魔術刻印……魔術師が魔術師たる家の証明となるもの。魔力血脈はあっても魔術刻印がなければ複雑式な術を体得することは叶わない。魔術師にとって魔術刻印の剥奪はこの上ない恥となる。

 また違う家系の魔術を後継する為に、魔術刻印を当てることが可能。魔術刻印とはその現世の肉体に刻むもの。

 魔術血脈……ジバがある限り誰にでもある。魔術を扱う際、体の中の魔力を操作し体内外へ流すもの。

 魔術の種類

 ① 文字系……文字の羅列・文字その物の力を依り代に成立。ある程度の予習と準備が必要(例:物に対して直接文字を書く・空間に向かって魔力で文字を書く・魔法陣・呪札)

 ② 詠唱系……唱えることで成立(正しい発音の習得や、術式の重ね掛けの理解度に効果は左右される)

 ③ 杖系……杖に自分の魔力を流して詠唱とともにかざすと成立。詠唱だけより効果大※魔術刻印のある者のみ使用可

 ④ 波動系……杖を介さず自分の動作のみで魔術を成立させる。術式の体得数や経験が必要(例:手をかざす、指を鳴らすと炎が出る)

 ⑤ 念力系……動作もいらず、念じただけで魔術を成立させる

 ※難易度の低いものから順に列挙

 ※ちなみに①②④⑤はⅠ型も体得可能。③はⅡ型魔術師だけ。Ⅲ型は天性で④⑤を得意とする


 魔術の規定……止事項は多い。

 ① 生命に危害を加える者は厳重に処分。刻印の剥奪。

 ② 魔術行使免許の取得。多くの者は魔術専門の学校に通うが義務ではない。免許のみ取得も可能。

 ③ 魔術にはレベル分けがあり、危険度・複雑度において使用制限がある。ここでも資格や家柄に準じられる。後者については門外不出の術式など、縛りがある術式を扱う場合に適正が求められるから。

 ④ ③については上級~初級まで内訳があるが、たとえ上級の資格を持っている術師でも取り扱うものが限られている魔術がある。

(例:死者の復活・時空魔術特級・死霊魔術)

 ⑤ 特別な場合に容認されてきた特例として死霊魔術の悪魔召喚がある。これは使い魔召喚や、邪悪に対抗する毒として悪魔が必要など議論が絶えない。ランクが低位の術師には当然禁じられている。



【三型】

 精霊族や妖精族が代表。見た目で判断できる人が多くないが、内訳はニンフ・エルフ・ドワーフ・バンシー・ゴブリンなどがある。魔力は強いものを持ち合わせているが、ほとんど防衛に使っている。頭がよく、長寿であることが多い。

 一説で悪魔に近いものと分類された歴史があり、やはり防衛の為、他の種とは暮らす世界を隔てている。森の奥に結界を張り密かに暮らしているという。

 魔法……Ⅱ型の体得方法とは異なるが、Ⅲ型は④⑤が得意で彼等は術式を覚えたりすることがない。習得せずして使えるものを魔法とする。(例:治癒魔法・自然現象の物質魔法・飛行魔法・幻覚魔法)

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