第7話 はわわ、未咲せんぱいしゅごいれすぅ……
美玲「あ、あの、未咲せんぱい!」
未咲「?」
声に気づいて振り返ると、そこには小柄な女の子がいた。
未咲「どうしたの?」
美玲「あっ、えっと……いえ、なんでもないですっ!」
顔を赤くして、さささっといなくなろうとするその子。
未咲「ああっ、待ってよ!」
美玲「と、止めないでください……んんっ(あぁ、未咲せんぱい、やっぱりとってもいい匂いがする……)」
未咲「呼んだってことは、何か用があってのことだよね?」
美玲「そう、なんですけど……んんんっ……
(あぁっ、どうしよう、すっごくおしっこしたくなってきた……)」
ずっともじもじしてなかなか要件を言わない後輩ちゃん。
いてもたってもいられず、わたしから何か話題をふることにした。
未咲「きょうも冷えるよねぇ……体調とかだいじょうぶ?」
美玲「えっ……? ぁ、はい、だいじょうぶ、です……」
少し声が小さくなった。
それからその子はうつむきがちになり、脚をとんとんとし始めた。
未咲「もしかして、何かがまんしてたりしない?」
美玲「えっ……どうしてわかったんですか?」
未咲「そりゃ、それだけわかりやすくやられたらわかる気がするんだけど……」
美玲「そう、ですよね……あの、えっと、違うんです!
けっして、未咲せんぱいを見てもよおしたわけじゃないですから……っ」
そう言って、さらにもじもじしだすその子。
お互い恥ずかしくなり、ふたりとも目を逸らす。
そういえば、まだ名前を聞いていなかった。
未咲「えっと……名前は?」
美玲「対馬 美玲って言います。うつくしいという字に、王へんに令です」
未咲「へ、へー、そうなんだー……」
わたしたちの名前をあわせたみたいだ、と思いながら、じつはこのときわたしももよおしていた。
未咲「あの、えっと……このへんでお別れしてもいい、かなぁ……?」
美玲「未咲せんぱいもおしっこですか? あの、もしよかったらでいいんですけど……
ここでわたしのためだけにおしっこ、してくれませんか?
……か、勘違いしないでくださいね?/// わたし、未咲せんぱいのこと、これっぽっちも好きじゃないですからっ……」
もじもじがよりいっそう強くなる。かなりわかりやすい子だと思った。
そして美玲ちゃんはすこしはにかんだ。そこでわたしはときめいてしまった。
未咲「うん、いいよ……かわいい後輩のためだったらわたし、おもらしくらい平気だから……」
そう言いながら、未知の感覚にどきどきするわたしもいた。
知らない子の前でおもらしするなんて、どうしたって恥ずかしいし。
未咲「あ、あの……」
美玲「な、なんですか……?」
未咲「もっと近くで見てもいいんだよ……?」
美玲「いいんですか?! あっ、でも……未咲せんぱいのにおいいっぱい嗅いじゃったらわたし、おもらししちゃうそうですし……」
未咲「大丈夫、わたしもよくおもらしするから……」
美玲「そう、ですよね……なんたって、ここは冬ですもんね……」
お互いに生理現象に直結したもじもじを高めつつ、そのときが来るのを待った。
美玲「あっあっ……どうしよう、わたし、もうがまんできないよぉっ……!」
未咲「いいよ、美玲ちゃん……わたしの匂いで、たっくさん気持ちいいおしっこしてみて!」
美玲「はっ、はいぃ……!」
期待と不安が入り混じった表情で、美玲ちゃんはその細い脚をぎゅっと閉じる。
美玲「ほんとにおもらし……してもいいんですよね?」
未咲「もちろん……わたしもするから、安心して全部出しちゃおう……?」
美玲「では、お言葉に甘えて……うんんん……ん、きゅぅ……はぁ、はぁ……み、未咲せんぱぁい……」
あきらかに様子がおかしい美玲ちゃん。
おまたのところを刺激して出すのかと思いきや、逆にすごい力で押さえ込んでいる。
まだ完全に、おもらしモードには入れていないみたい。
未咲「どうしたの、美玲ちゃん……?」
美玲「おしっこ、うまく出せないです……!」
未咲「そっか……わかった! わたしがまずするから、そのあとだったら出せそうかな?」
美玲「ぜ、ぜひそうしてください……おしっこ、ほんとにしたくてたまらないのでっ……」
今度は自分を鼓舞するかのようにおなかをさすって、態勢をととのえる。
未咲「いくよ、美玲ちゃん……いち、にの、さんで出すからね?」
美玲「待ってください未咲せんぱい! わたし、まだ心の準備が……」
腰をくねらせて、これから排泄するのを断固として拒んでるように見える。
未咲「そんな……わたしだって、もう我慢の限界なのにぃっ……!」
よだれが出るほど我慢しても、お互いなんの得もないというのに。
わたしたちはずっと我慢していて、お互い気がおかしくなりそうだった。
未咲「もう、出すね……だって、これ以上我慢してたら、ほんとにどうにかなっちゃうし……」
美玲「だめです未咲せんぱい、もうちょっとだけ我慢してくださ……あぁぁっ」
ちょろろっ。かすかにだけど、確かに聞こえた。
美玲「やだっ……わたし、だいすきな未咲せんぱいの前でおもらししちゃう……」
どくんどくんとおおきな心臓の音が、わたしの身体をずっと支配している。
さらっと大好きなんて言っちゃった。もう後戻りはできないみたい。
美玲「は、恥ずかしいよぉっ……」
体育ずわりでパンツは丸見え。おもらしのシミだって、未咲せんぱいが見ようと思えば見えちゃう。
未咲「大丈夫、大丈夫だよ美玲ちゃん……!」
美玲「ぜんぜん大丈夫じゃないですよぉ……」
シミはどんどん広がって、でも全部は出せてないもどかしさもあって……
未咲「ほら、わたしの匂いを嗅げばきっと落ち着くから……」
美玲ちゃんの顔にぴとっとクロッチ部分を近づけて、おもらしする準備にとりかかった。
未咲「いくね、んんっ……」
美玲「だめです未咲せんぱいっ、わたし、ほんとに心の準備が……ふにゃぁぁっ」
たちまちいい匂いがわたしの鼻をかすめて、あぁ、ついに未咲せんぱいがおもらししちゃったんだって気づいた。
未咲「はぁ、んっ、ん……ぁうんっ!」
ぷしゅっ、しゅっ、しゅしゅしゅしゅしゅ……
長いこと我慢させてしまったので、涙もにじんでとても苦しそうだった。
美玲「あぁぁぁ……は、はわわっ……しゅ、しゅごいれす〜〜✧✧
未咲せんぱいのおもらしを感じながらおしっこすると、
なんだか、すっごく気持ちよくおもらしできましたぁ〜っ‼」
ぷしゅいぃ〜〜〜っ♡
わたしのおしっこは未咲せんぱいよりもかなりいやらしく響いていた。
美玲「やっぱり、すっごくいい匂いです……おうちに持って帰りたいくらいに……」
匂いを嗅いで、よりいっそう勢いは増して気を失いそうになった。
未咲「とにかく美玲ちゃんが気持ちよさそうでよかった……(あぁ、もっとおしっこしたい……)」
繊細な後輩を前にして、自分の欲を抑えないといけないことがもうとにかくつらかった。
美玲「もっとおしっこしたい……未咲せんぱいががんばっておもらししてくれたみたいに……」
どうやら思いは同じだったようだ。
残りのぶんをがんばって出そうと、美玲ちゃんはパンツ越しにその部分をていねいになぞった。
美玲「んににっ……もうちょっとで出せそうなのに……」
ときおり震えて、おなかをきゅっと引き締める。
何回かくりかえしていると、なんだかいいかんじに出せそうな気がしてきた。
美玲「あぁっ出ます! やっ、もう出ちゃいそう! 未咲せんぱい、どうか見ててください!」
ぷしっ、ぷしっ……
それはおしっこというよりも、じっくり観察してみると……。
未咲「これ、潮だね……」
下手すればロリに見えなくもない子から、こんなにおとなびたものが出るなんて。
うーん、人間ってふしぎだ。わたしですらめったに出ず、おしっこまみれだというのに。
美玲「どうでしたか、未咲せんぱい……?」
息をめいっぱい出しては吐いて、感想をわたしにふってくる。
未咲「うーん……90点くらいかな」
点数で言ってみることにした。足りない10点は、わがままだけどわたしが苦しかったから。
美玲「そんなに高い点数をつけてくれるなんて、未咲せんぱいはやっぱりやさしいですぅ……♡」
そう言って、美玲ちゃんは後ろに倒れた。
未咲「美玲ちゃん……美玲ちゃん?!」
わたしは苦し紛れにおしっこを全部出し切り、そのあと美玲ちゃんを保健室に連れて行った。
熱に浮かされたみたいで、とてもつらそうだった。
美玲「未咲せんぱい、わたしどうなってたんですかぁ……?」
未咲「あー、えーっと、そのへんのことはあまり知らないほうがいいかな……」
こっそりやっちゃったなんて、とても言えないから。
わたしはななめ上を向いて、知らない顔をした。
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