第3話 ああ、いとしのキャメルトゥ
未咲「ねぇ玲香ちゃん、この男の娘しってる?」
玲香「……いいえ知らないわ」
未咲「街で見かけたんだけどね、なんとおもらしを見せてくれたの!」
玲香「へ、へぇ……それはよかったわね」
未咲「男の娘用のキャメルトゥをしてたみたいで、遠目から見てたら
ほんとに女の子がやっちゃってるみたいですっごく興奮したんだ~」
そういって、未咲はスマホにおさめた男の娘の大事なところをはっきり見せた。
玲香「そんなに近づけなくてもわかるわよ……
ていうか排泄とかほんとにできてたの? 未咲の見間違いじゃ……」
未咲「できてたよ! ほら、もっとよく見て?」
確認して納得したのか、玲香ちゃんはそれ以上なにも言わなくなった。
未咲「(おっ……?)」
玲香ちゃんがもじもじしてる。つられておしっこしたくなっちゃったのかな?
未咲「ちゃんと女の子の穴っぽいところからおしっこがどっと溢れたなぁ……」
玲香「わかったわよ、とりあえず下げなさい」
未咲「えー、もっとよく見てほしいのに。
その男の娘もね、ほんとに気持ちよさそうでわたし嬉しくなっちゃった」
玲香「……(もうこれ以上なにも言いたくない)」
未咲「もっかい会いたいなぁ、酸っぱいにおいもいっぱい嗅ぎたいなぁ……」
ぜったいあの娘、女の子の身体でおもらしする気持ちよさに目覚めてるはず。
未咲「女の子みたいにぴちゃぴちゃぴちゃ……ってなるところとかとくに……
ん? どうしたの、玲香ちゃん? もしかしてその感じ……おしっこ?!」
玲香「……///」
半分閉じた眼に、ひそむ眉。拳は握られていて、じわりと額に汗をかいている。
内股になりがちな脚は、恥ずかしい何かを下半身に絶えず抱えているかのよう。
玲香「あぁっ、だめ……もう、ほんとに(おしっこ……)我慢できなく……」
その、わたしには扇情的に見えちゃう佇まいに、よりいっそう目を輝かせた。
見ていると、玲香ちゃんはM字にしゃがみだして、おしっこを漏らしはじめた。
玲香「ぐすっ……ごめんなさい、またやっちゃったみたい……」
未咲「玲香ちゃん、最近おもらし多くなってない?」
玲香「そんなこと、ないわよ……今回もたまたま……あぁぁっ」
しぱぱぱ……と鳴り響く気持ちいい音。玲香ちゃんのおまたから聞こえていた。
おしっこで濡れたパンツが張り付いて、じゃっかん気持ち悪そうにしている。
玲香「はぁ、はぁ……なぜかしら……
あの娘を見たあとだからかわからないけど、すごくきもちいいの……」
未咲「えっと……大丈夫、玲香ちゃん?」
玲香「そうね……念のため、保健室で体調とか診てもらうことにするわ……」
ふらふらとした足取りで、保健室に向かう玲香ちゃん。
去り際にぶるっと震えてた気がする。
未咲「最近ほんと寒いもんね……はっくしゅん!」
いまのでちょっと、わたしもちびっちゃった。
思わずおまたをさわる。割れ目がしっとりと濡れてしまっていた。
未咲「授業はじまる前に、玲香ちゃんのおしっこ味わいながらしようかな……」
♦
春泉「(最近、いつもみたいに『ハウディー』って言えてないなぁ……)」
妹たちの世話で忙しくて、自分を見失っているのかも。
春泉「(それにしても、女の子のここってすごくふしぎ……)」
男の子は、こうはなっていない。『おしっこを出す穴も、精液が出る穴も
じつは同じになってるんだよ』って、いつかミサキから聞いたことがある。
春泉「(おしっこ、いっぱいおなかにあるから、ここでおもらししよう……)」
ここはトイレ。ハルミは便器に座ってて、パンツをはいている。
春泉「(あっ、出た……♡)」
まずは一回、小さくおもらし。このくらいだったら、もう慣れている。
春泉「(あとは全部出すだけ……うまくできる、はず……)」
キンチョーしてうまくできないこともある。だから少し、不安だった。
春泉「(あっ)」
じゅぉぉっ。勢いがいいおしっこが、また少しだけパンツをよごした。
春泉「(もっと、いっぱいおしっこしたい……)」
時間が差し迫る中、なんとか休憩中に済ませたい。
焦る気持ちとは正反対に、このときのハルミは意外と落ち着いてもいた。
春泉「(でる、でるっ……!)」
しぃ~~~~っ、ぱたたっ。
目も口も閉じて、ハルミなりにがんばっておしっこを目一杯パンツにした。
春泉「(ヘンなの……こんなトコロからおしっこが出てくるなんて)」
当たり前だけど、そんなことを思わずにはいられなかった。
春泉「(ちょっとさわってみよう……)」
なんだかむずむずしてしまい、ひとりでに手はそこに伸びていく。
春泉「ぴゃっ」
反応する植物のように収縮して、用意していたかのように出していく。
春泉「(やっぱりきもちいい、よぉ……)」
ハルミらしくない感情がアタマのなかをずっと支配して、止まらなかった。
春泉「(これじゃやっぱり、あの『ハウディー』はできない……)」
落ち込んで、出なくなるまでそのままだった。
終わった後ははげしくこすって、第二の快感にハルミはヘンになりそうだった。
春泉「(もう十分、だよぉ……)」
またおしっこが溢れてきて、自分で自分がとっても恥ずかしくなった。
春泉「(ミサキに見てもらいたかった……動画とるの忘れた……)」
それくらい夢中になってた。気づけばチャイムは鳴り、ハルミは遅刻した。
春泉「(センセーにちゃんと理由……なんて言えばいいんだろ……?)」
悶々とした気持ちがおさまらず、理由がまったく思いつかないハルミ。
素直にあやまるだけにして、そのことはうやむやにしよう。そう決めた。
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