第2話 未咲が“特別”を連れてきた

 未咲「れ・い・か・ちゃん♬」


 未咲がスカートをひらひらとたくし上げ、少しはにかんでみせた。


 未咲「どう、かな……新しいぱんつ、穿いてきたんだけど……」


 未咲にしてはなかなかいいチョイスをしていた。

 おしゃれなレースカーテンのような柄に、控えめな淡いブルーのリボン。

 とてもこれまで子どもっぽいパンツを穿いていた子とは思えない。

 ……まぁ、これも少し子どもっぽくはあるけど。


 未咲「準備は万端、だよ? さぁ玲香ちゃん、ここにお口つけて?」


 それが意味することはひとつ。いわば飲尿プレイだ。

 ただ、未咲の出すそれは、ほかの人とは少しどころかかなり違っていて……。


 未咲「んんっ、出すね……はぁぁ、気持ちいい……」


 ……あれ?


 未咲「? どうしたの、玲香ちゃん?」


 違う。これまで幾度となく飲んできたわたしだからこそわかる。


 玲香「未咲、あんたきょう調子でも悪いの?」

 未咲「ううん普通だよ。なんで?」

 玲香「いやだってこれ……どう考えてもおしっこの味の癖が強すぎるんだけど」


 いつもの未咲なら、ここで甘ったるいくらいのいちご風味を漂わせるはず。

 なのに……きょう未咲が出したおしっこは、普通のそれにかなり近い。


 玲香「……ほんとにいつも通り?」

 未咲「玲香ちゃんは疑り深いなぁ……ほら、ここにいちごミルクあるでしょ?」

 玲香「まさか本当にいつも通りなんてね……

    お願いだけど、もう一回だけ出してもらえるかしら?」

 未咲「うん♡ 玲香ちゃんのためならいくらだって出すからね♡」


 嫌になるほどの快諾ぶりに、こちらは引くしかない。

 しゅぉ〜〜〜〜〜〜〜っ……。


 未咲「はぁ〜っ、やっぱり気持ちいい……」

 玲香「おかしいわね……さっきとまったく同じなんだけど……」

 未咲「えぇ〜っ?! そんなぁっ!

    わたし、これから玲香ちゃんにおしっこ飲んで貰えなくなっちゃうの〜?!」


 涙目になる未咲に同情できるほど変態じゃないけど、

 もしわたしが未咲の立場だったら、やっぱり同じ反応をするだろうか。


 玲香「わたしはべつに、その……未咲のその味が変わっても飲み続けるけど……」


 言っててバカらしくなって、ひとりでに顔を赤くしてしまった。

 とても恥ずかしくて、下半身に少し出してしまった。


 未咲「あっ、もしかしてその顔、ちょっとちびっちゃったね?♡」


 さすがに鋭い。

 嬉しそうな表情を見せる未咲。自分もおもらししてるというのに。


 玲香「あんたがヘンなこというから……我慢、できなかったの」


 しおらしくへたり込む玲香ちゃん。わたしの先っぽはさっきから尖りっぱなしだ。


 未咲「うーん……犯したい、その笑顔!」

 玲香「なにヘンなこと言ってんのよ……また、漏らすわよ……?」

 未咲「それは脅しのつもりかな?

    ふっふっふ……そんな小動物みたいに震えてもだめだよ?

    ……あのね、玲香ちゃんはいまの玲香ちゃんらしく凛としていてほしいな」

 玲香「なっ、なによいきなり改まって……」

 未咲「それだけが、わたしの願い。おもらしは玲香ちゃんには似合わないよ」

 玲香「散々そういうプレイさせておいてよく言うわよ……」

 未咲「ほ、ほんとにそう思ってるんだから!」


 ここにきて慌てる未咲。ちょっとかわいいって思ってしまった。


 玲香「ぷふっ」

 未咲「あーっ、玲香ちゃんが笑った!

    ひどいなぁ、ほんとにそう思ってるんだから……」

 玲香「はははっ」

 未咲「もーっ!」


 ぽかすかと叩かれても、痛くも痒くもない。

 むしろ心地よくて、ついまた下着に幾度となく出してしまった。

 きょうもよく冷える。トイレは何回も済ませたはずなのに。


 玲香「はぁーっ……未咲に殴られて、いっぱいおもらししちゃった……」

 未咲「おもらしする玲香ちゃん、すっごくかわいいよ……♡

    いっぱい写真におさめたいくらい……♡」

 玲香「それはだめよ……恥ずかしいし、もし流出なんかしたら大変なんだから……」


 そのへんはさすがに守りが固い玲香ちゃん。ほんとにかわいいのに。


 未咲「玲香ちゃんのぱんつに染みたおしっこ……わたしがきれいに舐めてあげるね♡」


 ずずずっと、まるで蕎麦でも啜るかのような擬音を立てて、

 未咲はわたしの出した黄色い排泄液を美味しく頂いた。


 玲香「よくこんなもの飲めるわね……もしかしなくても変態よね?」

 未咲「そんなの当然だよ……玲香ちゃんのだったらいくらでも……」

 玲香「そんなセリフ、さっきも聞いたような……」


 言いながら、わたしは過去のことを思い出そうとしていた。


 ♦


 それは、わたしたちがまだ幼かったころ。


 れいか「ふぇ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!」


 玲香ちゃんが盛大におもらしをしてしまって、どうしたらいいか困り果てていた。

 そんなとき、わたしの味のついたおしっこが役に立った。


 みさき「あの、れいかちゃん!」


 勇気を出してスカートをまくり、大事な部分を玲香ちゃんに惜しみなく差し出した。


 みさき「わたしのおしっこ、のんでくれるかな……?」


 いまにもおもらししちゃいそうな瞳で、わたしに訴えかける。


 れいか「えっ……?」


 最初この子は何を言ってるのだろうと思い、少し怖かった。


 みさき「なんかね、そうしなきゃいけないきがしてきたの……だから、おねがい……」


 息もはぁはぁしてるし、直接見えていない出口まで苦しそうに見えた。

 これは何かあると思ったけど、続けて未咲はこういった。


 みさき「だれにも、いわないでね……こんなことするの、はじめてだし……」


 それはそうかも、と思いつつ、冷静に考えればおかしな子なので、

 誰かに言って状況をよくするべきだけど、誰よりも真剣な目をしていて断れなかった。


 みさき「あぁぁっ、だめ……おしっこ、もうでちゃう!」


 ぱんつに小さなしみができはじめ、みさきちゃんは泣きそうになっていた。

 わたしは心配になり、小さなお口はみさきちゃんのぱんつに吸い寄せられていった。


 みさき「はぁ〜〜〜っ、すっきりした……あれっ、れいかちゃん?」

 れいか「!」


 おまたからバニラのかおりがしたからとはいえ、自分から近づいて

 みさきちゃんのおしっこを飲んでいるわたしに自分でもびっくりして、

 つい吐き出しそうになった。だけど先に行動したのはわたし。

 申し訳なさが勝ってしまい、そのまま飲み込むことに。


 れいか「‼」


 またびっくりしてしまい、しゃっくりまででるように。

 やさしく背中をさすってくれるみさきちゃん。なんだかうれしかった。


 ♦


 ことが終わり、わたしたちは帰ることにした。


 未咲「帰ったら玲香ちゃんのことを思い出しながらしようかな……」

 玲香「わたしを巻き込まないで頂戴……

    わたし抜きで、思う存分自分のからだの研究してなさい」


 この前未咲に「女の子のからだは神秘につつまれてるんだよ」

 なんて話を聞かされたものだから、ついそんなセリフがでてしまった。


 未咲「きょうはあの部位を責めてみるつもりで……」

 玲香「恥ずかしいからここで話さないで」


 言いつつも、かすかに笑いあった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る