出会い

そして2日後、制服と教科書が家に届いた。

大家さんに事情を説明して借りているアパートの契約を今月いっぱいでお世話になったこと感謝を伝えて大家さんに頑張ってきなと背中を押されて、大家さんに一礼して、用事を済ませる事にしたのだ。用事として日用品と軽い食事だ。まず食事だ、朝から肉が食べたかった俺はハンバーガーとコーヒーを頼み外の席に座りながらお腹の空いた腹を満たした。

珍しく本屋にでも行こうとしたら清楚な感じの背中位の長さで白髪の綺麗な女の子とガラの悪そうな2人組が女の子が嫌がっているのに無理強いしようとしているのを目撃してブルーな気持ちになりながら女の子と男たちの間にはいる。すると。「なんだ?お前?」と2人の内片方がガンを飛ばしてくるが、お構いなしに「あの〜、彼女嫌がってますけど?」

といいどう攻められても反撃出来るように相手に注視する。おら〜という掛け声とともに殴りかかってきた。殴りかかってきた右腕を受け流しながら手首を取り背負い投げする。床が地面なので、うゲッと潰れたカエルのような声を上げるナンパ男の片割れ、それを見てどうするか悩んでるもう一人に暴力はれっきとした犯罪ですよ?と言ったら、2人は急いでにげていく。 振り返って女の子に「大丈夫…?…怪我とかしてない?」と聞いたら、「え…?あ…大丈夫です。危ない所をありがとうございました。」と綺麗なお辞儀をしてハニカムように笑った。「俺は、光夜。君は?」 「私は、エリスです」 お互い自己紹介をして、急いでいる俺は「ゴメン。エリスさん。気をつけてね?またどこかで…。」と言ってその場を後にする。日用品のお店で色々買い込み自宅に帰ってきて、ダンボールに布団など寝間着など色々詰めていく。3時間くらいかけて準備を終わらせてベットに潜り込むのだった…。

「おはよう。光夜君。」とエリックの声と顔が目の前にある。「ほぁぁ〜」と意味の分からない声を出し勢いよく起き上がる。何故?エリックが俺のアパートにいるのか?どうやって入って来たのか?俺のプライバシー大丈夫か…?と思いながら、どうして部屋にいるのか?聞いてみた。「あの…?俺、カギ締めたはずなんですけど?」と聞くとエリックと「そこは…、権力だよ。」といい顔でサムズアップしてみせる。これは…、権力乱用なのでは?と思いながら寝間着でいるのも失礼な気がして急いで着替える。そうこうしているうちに落ち着きを取り戻し、「何かしら話があって来たんだよね?」と向き合い言うとエリックは真剣な顔をして頷く。

「これを君に飲んでもらいたいんだ…。」と言って懐からビンの様な容器を出す。容器の中身は透き通る様な青色の液体をしている。「これは…?」と聞いてみると、「君には必要なモノだよ…。」と悲しそうな笑みを浮かべる。蓋を開け、匂いを嗅ぐが匂いはしない。飲むか迷ったがエリックの顔を見て一気に飲み干す。味はしない。一体何なのか聞こうとしたら、エリックが、「激痛を起こすしれないけど身体に悪いモノでは無いよ。」それは…どういう事か聞こうと思ったら、「この事は他人に言っちゃ駄目だよ…。」と言われ何がなんなのか?分からないまま…。雨に打たれる様な全身に激痛がはしり、倒れそうな所をエリックに抱き止められる。

「ゴメンよ…。」と言うエリックの声を聞きながら意識を失った。

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