幼なじみ2
「今年の七夕も叶わない……。
神様はなんでこんなことしたのかな?」
そんな独り言を吐いている私は、毎年欠かさずに書いている願い事がある。
それは
〈また一緒に笑えますように〉
という願い事。
生まれた時からいつも一緒だった幼なじみの
会えないから。
彼は遠く遠く、空の上に行ってしまったから。
神様は不公平だ。
彼のことを先に逝かせてしまうんだもの。
仲直りをするチャンスくらいくれてもいいじゃん。
私のことを庇って事故で亡くなった斗希のことを考えては、その度に神様を恨んでしまう。
意味なんてないのに。
私がただ愚かなだけなのに。
それを認めたくない自分が思考を止めてしまうんだ。
だから、今年こそは、心から笑えるように頑張ろう。
斗希がいなくても大丈夫なように。
一人でも笑えるように。
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