日常を中の解放 その2
テストが終わった金曜日は久しぶりにカフェにはよらずうちの街で1番大きい書店がある駅へ行った。制服は1度家に帰って着替えて、ラフな格好で駅に向かう。最寄り駅から10分もかからないところにある駅は学生で溢れていた。もしかしたらお客様も居たりして、なんて考えながら書店に入る。
私が書店に来た理由は好きな作家さんが新刊を出したからだ。私の部屋の本棚にはこの人のシリーズを全作揃えていて今回買うのも最新刊である。そして、コーヒーと紅茶の美味しい入れ方が書いてある本も買ってみた。早く読みたいな、と思いながらウキウキして書店を出る。電車に乗って最寄り駅で降り、スーパーへ向かう。今日はお肉が安い日なので少し多めに買って冷凍しておこう。そう思って沢山買った。ちょっと重い荷物を自転車のカゴに乗せて坂道を上る。荷物も重いので自転車を押しながら上る。家に着くとまだまだ時間が余っていたのでお肉など買ったものを冷凍したりと整理して、本を読み出した。私の家には紫苑さんから去年の誕生日にもらった本格的なコーヒーサイフォンや紅茶のポットがある。私は紅茶が好きなのでダージリンを作り自作でグレープフルーツティーをつくる。簡単な作り方を紫苑さんから教わったのだ。
ストローをさしてガムシロップを1つ入れてかき混ぜる。ソファの上で本を読みサイドテーブルのコースターの上にある結露したティーをちょこちょこ飲む。
何時間経っただろうか。外を見るとポツポツと音を立てて雨が降り出していた。そろそろご飯を作ろうかな、と本をローテーブルに置く。本当はもう少し読みたいのだが仕方ない。
ご飯は久しぶりにハンバーグを作ってみた。
テレビをつけてご飯を食べる。テレビは映画をやっていたので結構な時間読書をしていたんだな、と思った。洗い物をして映画を見終えてからお風呂に入る。
明日、明後日はバイトだ、と思ってアラームと目覚ましをかける。雨が降っているので早めに家を出ないとな、と思いバイト用のリュックに荷物を詰める。
次の日、起きてから身だしなみを整えて朝ごはんを食べて家を出る。雨が降っているため傘をさす。今年の梅雨はいつもより遅くて長い。この間は1週間くらい晴れたのになぁ、と思った。いつものようにイヤホンで音楽を聞きカフェに向かう。
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