片思い始めちゃいました。

第1話 4月、一学期の始まり

桜高校に入学して2週間がたちクラスにもだんだんと慣れてきた。私には大親友の春と同じクラスになれてラッキーだと毎日一緒に過ごしていた。突然

「実は、蒼と付き合うことになったの。由美だけには大親友だから言っとく。」

それを突然告げられた私は急に頭が真っ白になってしまい作り笑顔で

「おめでとう！よかったね」

としかいえなかった。そして、家に帰ってきてすぐさま自分の部屋へと駆け込んだ。誰にも言ってなかったが私はずっと蒼のことが好きで蒼が春を好きなのも幼馴染で本人から手伝ってほしいと聞かされていた。そこで、春みたいに可愛くなって好きになってもらおうと努力をしていたが失敗に終わってしまったことに後悔と悲しみがでてきて顔から水があふれ出てきた、私の片恋は終わったのだった。