ハイスピ―ド桃太郎
昔々、或る所におじおばが川で洗濯をしていると、凄い勢いで桃が川から流れてくるのを見ました。
すると
「俺は桃太郎だぁああ!!」
と桃の中から俺は桃太郎だと叫ぶ少年が居ました。
それを見たおじいさんとおばあさんとその辺に居た犬、猿、キジは”こいつは桃太郎なんだ!”と思い、一瞬の内におじおばはきびだんごを作り、一瞬の内に動物達はそれをむさぼり喰いました。
そして動物達は桃太郎に一生ついていくと胸に誓い桃太郎の乗っている桃に飛び乗りました。
川を下る道中 、鬼ヶ島の鬼お宝ばっか盗んでてマジやばいわ。食糧を全く取ってかないのだけが救いやわ、と村人達が井戸端会議をしているのを小耳に挟み、鬼ヶ島の鬼を倒す事を目標にしました。
どうやって退治するかを考えていた時、一緒にいた犬、猿、キジがある秘策を思い付きました。
川の下流まで流されて行くと、そこには鬼ヶ島がありました。
見張りの鬼は大きな桃が流れて来るのを発見すると、鬼達はお宝だけを奪い食糧は奪ってなかったものですから「こりゃいいや」と思い鬼ヶ島の集会場に持ち帰ろうと思いました。
まな板の上に桃を置き、いざ桃を切り分けようと包丁の刃を立てたその瞬間。
秘策のトロイの木馬作戦が炸裂したのである。
桃太郎達の秘策により不意をつかれ、集会場を内から責められた鬼達はあっけなく死亡。
盗まれた宝の山が集会場の中心にあり、桃太郎達はそれらを予め用意していた予備の大きい桃の中に詰め込んで持ち帰り、見事村は財政難から立ち直ったのでした。
完!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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