第3話

マリンに連れられて、反対側に出た。

なるほど・・・

かなり、開けている。


大きなショッピングモールが、いくつも建て並んでいる。


「まずは、あのビルね」


いつの間にか、腕を組まれている。


「このビルは、お洒落なアパレルショップが、いくつもあるんだよ」

「女の子のファッションは、わからん」

「まあ、時代によって変わるからね」


中に入って見る。

確かに、いろいろなアパレル関係の店が並んでいる。


でも、こうも同じ感じだと、潰れないのか?


「その点は、大丈夫だよ」

「どうして?」

「年代、ジャンル、それぞれに分けられているからね」


そういうものなのか・・・


マリンに連れられて、3Fに着いた。


「ここは、10代の女の子向けなんだよ」

「そう・・・」


確かに、若い女の子が多い。


「あそこ、行こうよ。夏物の服が置いてあるよ」


マリンははしゃいでいる。

いくつかの服を選んで、僕の元に北。


「お兄ちゃん、試着するから感想聞かせてね」

「ああ」


マリンは、試着室に入る。


「お兄ちゃん、これはどう?」

青いワンピースだ。

「ぴったりだな」

「本当に?」


マリンは、嬉しそうだ。


「じゃあ、これは?」

ピンクのミニスカート

「かわいいな」

「本当に?


マリンは、嬉しそうだ。


「じゃあ、これは?」

白いパンツルック

「ばっちりだな」

「本当に?」


マリンは、嬉しそうだ。


こうして、マリンは試着しまくった。

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