第2話ユウシャの待ち合わせ

と言うわけで、来ました!来ました!土曜日ですよ!

二人からはアドバイスのためにと連絡先は交換済み。


そして、先ほどイサミちゃんからは二人でゲーム開始したとのメールが来たので、二人がキャラメイク中の間に俺は、少しでも印象を良くする為の準備中。


俺は戦国ワールドにいたのでワールド同士を繋ぎ移動する為の唯一の手段であるゲートと呼ばれる魔法陣に乗りまずはファンタジーワールドに瞬間移動。


「ゲームでの初顔合わせが忍び装束だと威圧感与えるだろうからな…」


女の子と仲良くするために服装は大事だからな!この日の為にお金は貯めまくっておいた。

色々と考えた結果はビシッと白いスーツで決めることに!


このゲーム妙な所でリアルなので服装などはいちいち着替えないと行けないし髪型も自分の手で変えるか、床屋で変えるしか無い。


とは言えキャラメイクは以外に時間が掛かるし、楽しみすぎてかなり速くログインしてしまったので、今の内に床屋でキッチリと格好良くオールバックにして貰う。


「ブレイブの兄さん気合い入ってるけど、今からデートかい?」

「いやいや、知り合いが来るから失礼が無いようにして貰いたいだけだって」

「その割には普段しない髪型だし服装も気合い入ってんじゃねぇか?」


因みにこのゲームでの俺の名前はブレイブにしている。

因みに今髪型をセットしているオッチャンはNPCである。


このゲームNPCも高性能で今みたいに本物の人間と話してると錯覚してしまう。


この前もNPCをナンパしたら、リアルな事に俺がナンパした時に何時も食らってる幻の左をお見舞いされたよ…


おっ、二人ともキャラメイクが終わったらしくメールが来たので早速待ち合わせの場所にGo。

因みに待ち合わせ場所はファンタジー世界アリアス。そこに4つある初心者用の町の一つチュート。


因みにチュートにした理由は、アリアスを救ったとする伝説の組織ニューライングループを設立した勇者が召還されて現れた町として伝説が幾つも残ってるので、面白そうかなとここにした。


アレ……町の名前は伝えてたっけ?まぁ、東の町って話はしたし、大丈夫だろう。


因みにこのゲームは種族や年齢は変更可能だが、外見はリアルの姿に影響されるためイケメンにしたりなどは出来ない。


因みにだが俺の種族は忍者に必要な身体能力と感知能力の高さから獣人にしたんだが、顔を変えれたらもっとモテたいのに残念だ。男の獣人とか誰特?と思うが、犬耳と犬尻尾が俺にはセットされている。


顔や体型はリアルからあまり変えれないので、俺はリアルのマオちゃんやイサミちゃんを知ってる為割りと簡単に見つけられる筈だし、向こうも俺を簡単に見つけれる筈。


「ブレイブさんこちらです。あっ、私名前はユウです。」

「我はオーマにした。」

「取り敢えず人が多いから離れようか?」

えっと、早速野郎共に囲まれてるのは二人共美人だし、仕方ないよな?


初心者装備の二人をゲームの案内を理由にナンパしようとする野郎共の嫉妬の眼差しを受けながら近くの喫茶店へと入店。二人にアドバイスをするため二人を観察。あくまでも観察なので胸を見てもこれはエロ目的ではない!


ユウちゃんはリアルと姿は殆ど変わらないから種族は人間だよな。人間の特徴は特徴が無いのが特徴。得意不得意が無いので、様々な状況に対応しやすい。装備は皮鎧に宝石の付いた剣と言う事は魔法剣士。魔法剣士は専門職には敵わないものの接近も魔法戦も出来るので、近距離遠距離バッチ来いである。


オーマちゃんは背中から翼と頭の横から二本の角が生えてるから魔人族だな。魔人族は俺の獣人と同じ亜人で、獣人が魔法が使えず物理戦闘専門なのとは逆に、肉体的には弱いが魔力が高く魔法戦闘に関しては専門。因みにオーマちゃんは容姿を変更してるらしくツルペタの胸が1センチ程盛られてるのを俺の目は見逃さなかった。


服装はいかにも魔法使いですとアピールするようなローブと杖なので、職業は魔法使いだな。慣れない内は魔法を使うのは難しいので、初心者にはオススメしなかったのだが、選んだでしまったのは仕方がない。


まぁ、俺もリアルには無い魔法を使ってみたい気持ちは分かるしな。俺も二人目のキャラであるストはエルフ族の賢者だしな。


こうやって初心者なのに魔法使いを選ぶ子がいてもレクチャー出来るように二人目のキャラでしっかりと勉強している。

モテる為なら俺は労力を惜しまない!


「それで、ブレイブさん初めはどうしたら良いんですか?」

「初めはこのゲームに慣れる為に教習所に行こうか?」


結構ゲームを始めると皆早速フィールドに出たがるが、教習所に行くと模擬戦も出きるしスキルも覚えるので初心者の内はここでスキルを覚えるのが一番。


なので早速俺は周りの可愛い子を連れやがってと言う嫉妬の目線を感じながら、まずは剣技の教習所へと向かっていく。


歩きながらこのゲームではNPCも感情があり人間と変わらないので、人間と同じように接するようにアドバイスをしておいた

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