昼と夜

増田朋美

昼と夜

昼と夜

ある日、蘭のもとに、一人の客がやってきた。その客は名前を河合素子といった。なんでも強くなりたいので、右腕に強いものを彫ってほしいという希望なのだが、何をしてほしいかというものが決まらないので、蘭はちょっとイライラした。

「もう。条件が多すぎますよ。強くてかっこよくて、なおかつ複雑な図柄じゃないものを何て。そんなものは、日本の伝統刺青にはございません。あなた、単純な花とか、そういうものを彫るのなら、洋彫りの刺青師さんに頼んだらどうでしょうか?」

と蘭は、一寸あきれた顔で言った。まったく、時々変な客がやって来るときがある。外国人の女性なら、日本の伝統刺青を知らないでも仕方ないが、日本人であれば、日本の伝統的な柄くらい、知っていてほしいと蘭は思う。

「すみません。本当に、日本人でありながら、日本の伝統的な柄とか、何も知らなくて。でも、これを機に、ちゃんと勉強しますから、そうだ、先生がお思いになる、女性向上心を狙う柄というのは何ですか?桜ですか?椿ですか?」

と、素子さんは、そういうことを言う。

「あのですね、桜も椿も、彫りたいと思えば彫りますけど、おめでたい柄ではありません。むしろ、桜は散る、椿は落ちることを連想されて、縁起が悪いと考えられています。」

素子さんに言われて蘭は、一個ため息をついた。

「それじゃあ、先生。向上心がアップすることを願う柄をお願いします。私、先生にお願いしたいんです。」

「そうだねえ。」

と蘭は、一寸考え込んだ。

「まあ確かに、おめでたい柄と言えば松とか、竹などがいいと思います。そのほか、くす玉とか、てまりなどもあります。しかし、あなたはまだ若いし、そういう柄は大体が平穏を願う柄ですので、向上心ということには結び付きません。そうだなあ、そのためだったら。」

蘭は少し考えて、

「そうだ、鯉はいかがでしょう。鯉は、滝を上って龍になるという伝説もあります。向上心という時にはぴったりだと思いますよ。どうですか。」

と、彼女に言った。彼女の顔がぱっと輝く。

「そうですか。ありがとうございます。日本の伝統柄をぜひ入れてほしかったんだけど、どうしたらいいのかわからなくて。ほかの刺青師の先生も探してみましたが、手彫りにこだわっているのは、先生だけでしたから。私、機械とか、そういうラクする道具に頼るのは、いけないと思うんですよ。やっぱり、昔からあるものは、昔ながらのやり方が一番いいと思ったので。」

と、いう彼女に、蘭は手彫りという変なところに着目したのかと、やっと彼女が自分のもとを訪ねてきた理由がわかったような気がした。

「なんでそんなに手彫りにこだわるんです?単におしゃれ目的で刺青をする人は、機械彫りでもいいやってなることが多いけど、手彫りにこだわる人は、何かわけがある人が多いじゃないですか。」

と、蘭は言った。

「ええ、まさしく私も、訳ありなんです。」

と、彼女は言った。

「私、学生の時学校でうまくいかなくて、それからずっと、家に閉じこもったというか、家のひとの世話になりっぱなしだから。確かに光熱費とか食費は保証されていますけど、どうしても幸せだなという気がしなくて。だから、そこからどうしても脱出したいんだけど、一人でやっていかなきゃいけないのに、一人でやれる自信もないから、それで、何か乗り越えるための、しるしと言いますか、なんといいますか、そういうものが欲しくて。」

「そうですか。よくあるパターンと言えばそれまでだけど、そういうお客さんは、うちにもよく来ます。ほとんどの人は、自傷行為の傷跡とか、先天的な痣を消したいとか、そういう事で来るんですけど、あなたもその一人ですか。」

蘭は、彼女の真剣な顔に、嘘はないと思った。多分、彼女のような人は、家族が完全に味方というわけではないのだろう。もしかしたら、味方とアピールしていても、彼女には伝わっていないだけかもしれないが、いずれにしても、彼女には、そういう存在はいないと考えた方がいい。こういう訴えをよこす人は、大体観音様とか、そういう宗教的なものを彫ってくれと頼む人が多い。

「もし、可能であれば、鯉以外にも、観音像なども彫ることもできますが、背中なんかより、腕のほうがいいんですね。」

蘭はそれだけ確認した。

「ええ、すぐに確認できる場所がいいです。」

それではもう決まりだと蘭は思った。

「わかりました。じゃあ、どちらの腕に彫りますか?まあ彫り師として言えば、利き腕でないほうがきれいに行くと思います。利き腕ですと、頻繁に動かすことが多くなりますから、どうしても色あせたりしやすいので。」

「ありがとうございます。じゃあ、左腕に鯉を彫ってください。」

と、素子さんは、にこやかに笑って、一つ頭を下げた。

「じゃあ、下絵を作りますから、二三日、まってくれますかね。」

と、蘭は言った。既成の下絵でいいと素子さんは言うが、蘭はもともと一人ひとりにちゃんと下絵を描くようにしていると言った。素子さんは、ありがとうございますと言って、にこやかに笑った。

二三日たって、河合素子さんがまたやってきた。蘭は描き終わっていた下絵をもとに、彼女の左腕に筋彫りをしていく。筋彫りとなると、針数が少ないので、結構痛いのであるが、意外にそうでもないという客もいる。

「ねえ先生。」

と、彼女もやはり痛いのか、何か語り始めた。

「あたし、これからどうしたらいいのかな。もう働いていないから、家のことを話しあうのにも参加させてもらえないし。あたしなりにアイデアはあるんだけど、みんな働いていないから黙ってろってそういうこと言うの。」

まあ、彫っている間に、世間話をする客は多いので、蘭は慣れていた。

「そうですか。具体的には、どんなことで、発言を許してもらえないのですか?」

蘭は、針を刺しながら、そういうことを言った。

「だってこないだね、祖父が、眼鏡をつくるために眼科に行ったんです。でも、そこは、三時間近く待たされて、もう医者だって患者のことをバカにしているって明らかにわかっているのに。其れだったら、もうほかのところに、言った方がいいって私は思うんだけど、それは働いていないからという理由で却下されてしまったの。」

と、語る彼女。彫っている間に、客がしゃべることは、嘘偽りはないと蘭は信じていた。嘘を言おうと頭の中で小細工している余裕もないほど、手彫りというものは激痛を伴う。だから、本当の事しか言えなくなる。

「年寄りって困るわよね。そうやって、頑固に意思を通そうとするから。私たちの意見なんてこれっぽっちも聞かないわよ。自分が思うように家族が動いていないとだめなのよね。父や母も嫌だ嫌だと私に言うくせに、結局祖父の言う通りにしてるのよ。それが歯がゆくて。今回くらい、俺たちがやるから、もう何も言わなくていいって、なんで言えないのかしら。」

確かに、年寄りがいると、、どこの家でも多かれ少なかれトラブルが起きてしまうようである。それがこじれる前に、対処してくれればいいのだが、彼女の家のように、結局は年寄りのいう通りにしか動けない家が一番危ない。

「そうなんですね。それで、あなたは、腕に刺青を入れようと思ったわけですか。」

と、蘭は言った。

「ええ、そうなのよ。だって、このままじゃ、祖父の事ばかりで、私はただ、むなしい日々を送るだけ。かといって、働くこともできないし。だって第一に、運転免許がないからどこにも行けないわ。タクシーに乗るのでさえ、もったいないからやめろというのよ。バスは、私の家の近くには来ないし。だから、先生の家が、私の家から通える所にあってよかったわ。」

「そうですか。それでは確かに悲しいでしょうね。」

蘭が、針を刺しながらそういうことを言うと、

「ええ、ほんと、さっきも言ったけど、光熱費や食費は確かに保証されているから、幸せじゃないかという人のほうが多いけど、こんなに不幸なことはないわ。祖父だって、あと十年も生きないからそれまで我慢してと母は言うけど、そんなこと待ってはいられないわよ。私のことは、いつまでたっても置きっぱなしで、誰も、私の寂しさを、わかってはくれないわ。」

と、素子さんは言った。

「誰か恋愛すればいいのではないかという人もいたけれど、それだって大間違いよね。だって男のひとなんて、携帯のメールとかすべてチェックして、女を自分のものにしたいだけじゃないの。彼女になればもう寂しくないとか、簡単に言って、無理やり性的なことを聞き出して、何をしたいのかしら。私は、そんな意味で人付き合いするもんじゃないわ。私は、私としてみてほしいの。ただ、彼女が欲しいとか、性交渉の満足したいとか、そういう事じゃなくて、私を人間としてみてほしいわ。私の思っていることや、感じていることを、共有したいと思っていただけだけど、みんな違うのよね。ただ、性的に満足したいだけなのよね。男のひとって。かと言って、女友だちはできないし。女の人は、私のことを恵まれているとか、そういうところに着目してしまって、結局仲良くなれないのよ。」

「そうですねえ。確かに、おっしゃることもわかりますよ。うちへ来るお客さんは大体そういうことを言いますから。それを話しただけで甘えすぎてるなと激怒されて、もう人生終わりだと言った方もいます。そういう人には、僕は言うんですけど、刺青をする前の自分には戻れないと伝えてるんです。それをわかってくれればいいなと思って。」

と、蘭は、素子さんに、淡々と語った。こういう時は派手なオーバーアクションはしないで、静かにそっと語りかけてやる方が、いいのである。

「そうよね。私もそれはわかってるわ。そうよね、これからはもっと前向きになっていかなきゃね。」

「そうですよ。多少ご家族と衝突することはあっても、もう入れる前の自分は消えてなくなっているんですから、私を見て!おじいちゃんの事ばかり見ないで!って、思いっきり叫んでください。」

と、蘭はそういって、針を引き抜いた。彼女も言いたいことが言えてすっきりしたのか、それ以上のことは言わないで、単に世間話をするようになった。蘭もそれに応じながら、筋彫りを続ける。

「はい、終わりました。本日は二時間突きましたので、二万円でいいです。次回は、色入れをやりましょう。」

蘭がそういうと、鯉の筋彫りは、しっかり出来上がっていた。

「ありがとうございます。」

と彼女はにこやかに笑う。痛かったかという質問はしない。そこを強調したら、刺青というのが単に痛いだけで何も意味がないことになってしまう。

「先生が彫ってくれてうれしいです。これでちょっと、家族と対立してもいいやって、なんだか吹っ切れた気がします。」

まだ未完成なのに、彼女は自分の腕に彫られた鯉を眺めてそういうのだった。そういう風に、彼女たちが前向きになってくれればいいと蘭は思っている。刺青を彫ることによって、彼女たちがそうなるきっかけをつくるのが、刺青師のすることではないかと蘭は思っている。

「先生、よろしくお願いします。何だか鯉が、完成するのが楽しみになってきました。これが完成したら、私は新しい自分になれるんだって、実感がすごくわきます。多少、偏見があってもいいんですよ。だって私はもともと、働いていない悪い奴だって、誰がみてもバカにされているでしょ。だからもう、悪い奴としか見られないでしょうから。」

「ええ、そうですね。わかりましたよ。そういう風に前向きになってくれるんだったら、僕は喜んでお手伝いします。」

蘭は、彼女に向かって、にこやかに笑った。彼女には、おそらくそういう風に生きていくしか、方法もないのだろう。そうじゃなくて、一度や二度人生に失敗した人物が、再び世の中に出ていけるよううな社会構造になっていれば、日本社会ももうちょっと変わってくると思うのだが、悲しいかな、そういうことは、日本では用意されていない。そういうことを、語り合ったり、共感しあうことも偏見が強い。要は日本社会というものは、学校や社会で一度も傷つくことなくお金を作ることができる人でなければ、幸せにはしてくれないということだと思う。

「ありがとうございました。来週もまた来ますから、色入れよろしくお願いします。」

と、蘭に代金の二万円を支払って、手帳を開き、次回の予定を確認している彼女のその顔を見て、蘭は、今までしゃべったことは、嘘ではないということを確信した。

「はい、了解ですよ。」

と、蘭は、にこやかにわらって、彼女の顔を見た。

河合素子さんが、蘭とそういう会話をしながら、施術を受けている間、製鉄所では、ブッチャーが、水穂さんの世話をしていた。相変わらずというか、せき込みながら、また食事を受け付けようとしない水穂さんに、

「もう、俺はどうしたらいいんですかね。どうしたら、せきこまないでご飯を食べてくれますか。」

と、ブッチャーは、アボカドを挟んだ箸を握りなおしながら、そういうことを言った。

「ほら、もう一回食べてください。アボカド一切れでは食事をしたことになりません。ちゃんと食べないと、力もつきませんよ!」

若い男らしく、ブッチャーは、ちょっと感情的になってそういうことを言ったのであるが、水穂さんは、アボカドを差し出されても、顔を反対のほうへ向けてしまうのであった。無理やり押し込もうという気にはブッチャーはどうしてもなれないのだった。

「水穂さんは、少しもよくなる気配がありませんね。それどころかますます弱っていくようです。」

と、一つため息をつく。

と、そこへ、インターフォンのない玄関をたたく音がした。

「こんにちは、宅急便です。印鑑をお願いします。」

と、でかい声でそう聞こえてくる。それに気が付いた女性の利用者が、はいはい、と言って、それに応じた。そして、何か重たいものを持っているような足取りで、四畳半にやってくる。

「水穂さんにお届け物です。北海道幌延町の岩橋一馬さんから。」

と、彼女は、発泡スチロールの箱を、水穂さんの前に置いた。

「ああ、クール宅急便ですか。中身は何ですかね。」

とブッチャーが聞くと、

「はい、カリブーの乳だそうです。」

と女性利用者は答えた。また岩橋さんが、送ってきたのか。水穂さんが具合が悪い時、なんでこんなふうに都合よく贈り物がやってくるのか、ブッチャーは、不思議な気持ちになった。

「一瓶今飲んでみますか。水穂さん、食べることはできなくても、飲むことはできますね。」

と、ブッチャーは、その発泡スチロールの箱を開ける。確かに、カリブーの乳と書かれたガラス瓶が、10本、しっかり入っていた。ブッチャーは、それを一本取り出した。急いでふたを開け、中身を吸い飲みの中に移して、水穂さんに中身を飲ませる。

「よかったよかった。飲むことはできるみたいで、安心しました。まったくよ、こんなものを飲んで元気を出そうなんて、まるで、大正時代に牛乳を飲んで元気をつけようとする、脚気の患者みたいですね。」

そういうことを言うが、安心できる状態ではなかった。中身を飲んではくれたけど、次には、のどに空気を入れたことで、せき込むという事実が待っているのだ。ブッチャーは女性の利用者と一緒に、水穂さんの口元にタオルをあてがって、出すものを出しやすくするように背中を撫でてやった。今回は、比較的軽く、出すものは大量ではなかったが、それでも、体が弱ってきているということは確実で、水穂さんは、大変に苦しそうな顔をする。

とりあえず、薬を飲ませて眠らせると、ブッチャーは、あーあとため息をつきながら、水穂さんの布団をかけなおしてやった。

「こんにちは。」

と、玄関先で声がした。今度は宅配便の配達員ではなくて、吉田素雄さんだった。ブッチャーが、どうぞお入りくださいというと、素雄さんは、足を引きずりながら、やってきた。

「ああ素雄さん。どうしたんですか?」

と、ブッチャーが聞くと、

「ああ、いやいや、たまたま仕事の用事でこちらまで来たんです。それで、水穂さん、どうしているかなって思って、それだけのことで。」

と、素雄さんは答えた。タイミングよく来てくれたのはうれしいが、ブッチャーは、なんだか恥ずかしいというか、複雑な気持ちがした。そうやって助けてもらおうと、素直に言うことは実にむずかしいものがあった。

「水穂さん、具合はどうですか?」

と、素雄さんに聞かれてブッチャーは、

「ええ、最近また食事をしなくなりました。なんで何も食べてくれないのか、俺にもわかりません。」

と、正直に答える。

「それでは困りますね、ブッチャーさんも大変でしょう。無理やり食べさせようにも、できないですしね。」

素雄さんがそういうことを言ってくれて、ブッチャーはやっと安心したと思った。幾ら素雄さんの仕事とはいえ、そういう言葉をかけてもらえると、人間なぜかうれしくなるものだ。

「ええ、そうすると、今度は吐き出してしまいますし。」

とりあえずそれだけ言っておく。薬が切れるまで、いつまでも眠ってしまうことになると思うが、発作の回数を減らすということには大きく貢献してくれるのであるから、ブッチャーはそれについては言えなかった。素雄さんは、ブッチャーやそこにいた女性の利用者と世間話を始めた。北海道の岩橋さんが、カリブーの乳を送ってくれたこともしっかり話した。

「それはいいことじゃないですか。水穂さんが、今まで岩橋さんという人に、良くしてあげたから、そのお礼として送ってきたんでしょうし。」

と、素雄さんは言うが、その功徳は本当の功徳ではなく、水穂さんが、低い身分であるということから、へりくだっているだけであるとブッチャーは言いたくなってしまうのだが、それはやめておいた。

「なんで水穂さんばっかりが、こういうことして、誰かにお礼とかそういうものをもらうのだろうか。」

と、それだけ言ってしまう。

一方。

「じゃあ、色入れは、来週の火曜日の10時でよろしいのですね。」

と蘭は、手帳に、10時より、河合素子さんと書き込んだ。

「ええ、それでお願いします。先生、それができるのが、とてもうれしいです。もう思い残すことはないです。」

と素子さんはそういうのである。

「思い残すことはないって、そんなこと言ったらおかしいでしょ。そうじゃなくて、新しい人生が始まるんですから。」

と蘭は素子さんの言葉を訂正した。

「いいえ、あたしは、これからも生きているだけの悪党として生きるしかないでしょうから、こういう時でないと本当の幸せは、得られないのよ。」

と彼女は悲しそうに言う。確かにそれはそうなのだ。今の彼女にできることは、家の中でじっと耐えていることしかできないのだ。それ以外、人に何かしてやれるような、そんな功徳も積むことは彼女にはできない。彼女はただ、文字通り家のひとの恩恵を受けて、生きていくしかない。世の中には、どうしても、変えられないものがある。それを無理やりしてしまう事もできるかもしれないが、、、。

そんなことは、一般的に生きている人にはまず不可能なのである。

水穂さんの具体的な功徳は、低い身分であるからという理由がはっきりついている。そして、普通の身分なのに、功徳も何も得られない人もこうして存在するのである。

世の中には、そういう人も少なからず存在している。




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昼と夜 増田朋美 @masubuchi4996

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