第12話 魔法のことのは
「魔法の言葉でプロポーズする」
「お前、本気で考えてるのか?」
「ああ、マジだ」
「時と場所を考えろ」
「そうか」俺は素直に友人の仁の言葉を信じる。
「まず、告白の場所を考えよう」
「どこがいい」
「魔法の場所を教える」
仁に付いて行くと、そこには「文字」だらけの言野が眼前に広がっていた。
愛…相…逢…合…藍…曖…間 I…娃…挨…「亜衣」がそこに座っている。
「そこらへんの花摘んで、告れ」
「おお」俺は黄色い花を持ち、一生守るとプロポーズする。
「今、なんて言ったの?」
彼女に言葉は通じなかった。
「この花に蜘蛛」彼女は囁く。
俺は今でも蜘蛛になり、彼女を独り占めしているスパイダーになった磁場を忘れない。20年2月22日22時、強烈な磁石でN極とS曲が入れ替わった。遊船からSのスパイダー花粉が落ちる…蜘蛛の上から亜衣の鼻へと
「ハクション」気づいて紅た。
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