第44話 坂井晴人の視点
救急車がきた。
彼女の状況と行き先「大学病院」を伝えた。
僕が働いている病院だ。
今日のこの時間なら手術してくれる。
なんせ、さっきまでそこにいたもんね。
僕も付き添いで救急車の中へ入る。
息はしているが、意識がない。
間に合うか……
「名前分かりますか?」
「財布あったんで、免許証とか入ってるはず」
「みてみましょう」
「佐々木柚さんですね。26歳女性」
佐々木柚という、目の前に横たわっている女性は、ほんときれいだ。
一目惚れしそうだ。
いや、したかもしれない。
ナイフで刺した男は警察に捕らえられた。
あの男はなんだったんだ。
別れのもつれか。
こんなに美人ならモテるだろうしな。
そして、病院についた。
すぐに手術が始まった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます