小説投稿サイトが荒れたとき、あなたができること

 小説投稿サイトというのは、とかく荒れやすい。


 ちょっとしたことで炎上し、ちょっとしたことで投稿者同士がケンカになる。


 そんなときにあなたにできることが、たったひとつだけある。




 それは、



「一切の反応をせず、黙ってミュート」



 それだけだ。



 ガジェット通信によると、「荒らしをする人」というのは「全体の5.6%」に満たない。

 果ては、「全体の0.001%」、10万人に一人しかいない、という結果もある。


 一見、悪目立ちしているからかなりの多さに思えるかもしれない。

 実際は少数の「声がデカい奴ら」が騒いでいるだけなのだ。


 彼らの目的は、先述の「悪目立ち」だ。


 とにかく目立ちたいから、暴れる。


 普段は注目されないから、ネットの中で居場所を探す。


 山田玲司さんが『タコピーの原罪』で割り出した「ジャイアン問題」も絡んでくるだろう。

「家で殴られているやつは、外に家のような充足感を求めて、暴君化する」

「だからジャイアンはのび太をいじめる」

 という問題だ。



 マンガで分かる心療内科・精神科in新宿 第40回「人はなぜストーカーに走るの?」後編


 において、人はなぜ注目されたがるのかに対して、


「マイナスのストロークが働いている」


 と語っている。


 ストロークとは人から人への行動全般を言う。


 プラスのストロークは「褒める」「笑顔を向ける」「抱きしめる」という行動になる。


 マイナスのストロークとは、怒ったり、ディスることだ。


「孤独や無視をされるくらいなら、相手から嫌がられたってかまわない」


 という心理が働くというのだ。


 嫌がるってことは、「相手にしてくれる」ってことだから。



 そんな奴らを相手にすることは、火に油を注ぐだけである。

 注意などしたら、彼らは「反応してくれた!」としか思われない。



 だが、そうはいっても反応してしまうのがニンゲンだ。


 では、どうして我々ニンゲンはネガティブに反応してしまうかというと、

「脳のメカニズム的に、仕方ない」

 からだ。


 ネガティブに敏感でないと、猛獣に食われて死んでしまうからだ。

 楽観主義は死ぬのだ。


 なので、心をシャットアウトするしかない。

 自分の感情を穏やかにするには、相手を視界に入れないのが一番いいのだ。



 たとえばノベプラで、嫌な人がランキングにいて、トップページを開くのがおっくうになったなら、


「自分のプロフィールをブクマして、そっちでノベプラを開けるようにしておく」


 だけでいい。

 となれば、不快なランキングなどは見なくて済む。


 コンテストの告知などは見られなくなるが、そっちはツイッタで確認すればいいじゃん。


 このように、自分の機嫌は、自分で取っていこう。


 不快な者たちなんかに割く時間は、あなたにはないのだ。

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